私が中学1年のとき
ユーミンの「春よこい」を学校の三送会(三年生を送る会)で伴奏した記憶がある。
私の場合 10歳という年齢からピアノを習ったこともあるので
中学1年生の段階で 3年そこらしかピアノを習っていないことになるのですナ。
思い返すと
幼児のころから親に反対されても
雑草魂でどうしてもピアノが弾きたくて 勝ち取ったものの
実際ようやく習ったはいいけれど
練習が嫌いでどれだけへこたれそうになったことか。
だけど バイエルやらツェルニーやらブルクミュラーやら
今 当時の楽譜を開くと 一回のレッスンで何曲もクリアしていたことになっているので
泣きべそかきながら 時にはイライラしながら 練習していたのだナと
今となっては 懐かしい思い出です
で
冒頭の ユーミンの曲の話なのだけれど
いくら ハイスピードで曲をこなしてきたからといって
当時わんさかとピアノのうまい子たちのレベルにはほど遠かったのです
どうして 伴奏が私になったのかは
ばあさんになりつつある年齢なので 詳細をすっかり忘れたのだけれど
覚えているのは
音楽の先生に
「これを3度上げて弾いて欲しい」ということでした
え?
サンド??
さっぱりわからない。。。
当時はピアノを弾くことでいっぱいだったのに
サンドウィッチが出てくるのだもの。腹も減るわヨ。
3度上とはネ たとえば。
ハ長調の曲であれば ホ長調の曲になる具合です
カラオケにいくと 自分の声のキーに合わせてリモコンをいじったこともあるはず。
ボタンひとつで出来ることが
人の手にかかるとちょっとやっかいです。
なぜなら ハ長調から ホ長調に変わると一気に♯が4つ付くのですから。
こんな自分の浅い実力で出来るかい??とイライラマックスで
そんなことのわからない
学校の音楽の先生には 絶対なるものか!と思ったものです
いや・・・まぁ
実際は リコーダーを吹く時に どうしても笑ってしまうため
学校の音楽の先生になれない・・・というほうが正しいでしょう(_ _。)
だけど
この時から
音楽の道には
「緊急のことが沢山ある」という現実を目の当たりにしています
先日は
お世話になっている施設でのイベントでハーモニカの先生率いる楽団がいらしゃって。
そこにピアノ伴奏を付けて欲しいという依頼があったのです
クラシック専門でやってきた人ならわかると思うけれど
初見演奏はそこそこ出来るけれど
じゃあ それを 他の楽器の調に合わせて 弾いてください
と なると 話は違ってくると思う
どうも
演奏家をしていると
なんでもチャチャっと なんでもすぐに対応と 当たり前にように扱われる。
それだけならまだいいのだけれど
いとも簡単に
ボランティアでやってくれないか?という声もあったりします
ごめーん、
そのへんは
私は はっきりと断ります
ボランティアは 自分がお願いすることなのでネ。
そして
プロの音楽家たちが こういった事柄に心を痛めていることも知っているので
ボランティア活動をする私だけれど
ボランティアを希望する意志は場合を考えていますと
はっきりここで述べたく思います。
皆 必死で研鑽しているプロ集団に 無料は無いと思います
無料は無料の値打ちがある
演奏者は一生懸命演奏するけれど
求めるほうが 求めすぎはいかがなもんでしょう??