イボから毛が生えてる。

女子の目は、非常に的確に捉えている。本来気持ち悪いと思い、みたくもないにもかかわらず、女子一人から、指摘があがる。

タトゥーより、毛に目がいく。

それに、文字が、にじんでるし、きのう、急に書いたんでしょ。
そんなことして、何がすごいんだか、わからん。

痛烈な批判で、きたろうは、さきほどから、瞬きもしなくなってしまった。

きたろうは、コンタクト装着者だから、あまりに、かわいてしまうと、目玉にくっついちゃうよと心配になるほど、目があいたままだ。

不憫におもったのか、ひとりの気を使える、女の子が、きたろうに似てるから、鬼太郎って、かこうとしたんですよね?とすこし、興味をもったように、問いかけた。

きたろうは、再起動したようだ。

『そうだよ!だから、ほったんだ。』

きたろうは、その子にだけ、言った。

(痛くなかったですか?)

よせばいいのに、質問をしてしまった。

『いたくないよ!ぜんぜんね。』

おとこたちは、こいつ、いたくて、我慢できないから、太郎をほるのやめてんじゃんかと、あきれているのが、まったく、目に入らない。

『すきです。つきあってください?』

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きたろうは、わけもわからず、そのやさしき女子に告白してしまった。
きっと、やさしくしてくれた女子が、自分に興味があるとおもったんだろう。

(いやです。)

さきほどまでのやさしいその子はもはや、そこには、いなかった。