優しく触れてみた
そして
その髪に
指を滑らせてみた
ただ
それだけなのに
うつむいた頬からは
白い歯がこぼれ
さらに
うつむこうとする
それを
確認しながらも
僕は黙って
指を滑らせる
何度か
繰り返すうちに
うつむいた頬は
うっすらと赤みをおび
さらに
うつむこうとする
もちろん
それを
わかっていながらも
黙って
指を滑らせる
今度は
うずくまった頬に
そっと指を滑らせた
しかし
伸ばした指は
頬に触れる事はせず
耳の後ろの
首筋あたりまで
すっと伸びて行く
そして
ゆっくりと
ゆっくりと
髪に指を滑らせる
首筋には触れず
ゆっくりと
ゆっくりと
髪に指を滑らせる
しばらくすると
うずくまった頬からは
微かに
吐息がもれる
しかし僕は
黙って
指を滑らせ続ける
しだいに
耳の後ろあたりに
指を向けるだけで
肩が反応する
耳に触れるか
触れないかの感覚で
髪の毛に触れるか
触れないかの感覚で
かまわず指を滑らせる
うずくまった頬と肩は
しだいに
痙攣にも近い反応になってくる
それを
確認した僕は
うずくまった頬に
優しく指を滑らせ
ゆっくりと引き寄せた
て
ドキドキした!?
ねぇ

ドキドキした!?
ププッ
( ̄m ̄)ノシ