こんにちは!
札幌の整理収納アドバイザーのよーこりんこと大野陽子ですおねがい

今日は、よく聞かれる質問にお答えしたいと思います。

Facebookで「大人学校の先生をしています」とアップする事がありますが、
「それ何?」「何の教員免許持ってるの?」
など、個別にメッセージをいただくことがよくあります。


実は私、整理収納アドバイザーの傍ら、
デイサービスセンターで介護員としても働いているんです。
「大人学校」とは私が勝手に呼んでいた通称でデイサービスのことだったんです。


おととしの9月、面接に行った後の写真。
ドキドキしてた!



デイサービスとは、
日帰りで施設に通い、食事や入浴など日常生活上の介護や機能訓練等を受けることのできるサービスです。
中にはお泊まりをされている方もいらっしゃいます。

ここに通う方は、要介護や要支援の認定を受けた方々が利用できるようになっています。
出典:安心介護
https://ansinkaigo.jp/knowledge/1299


ただ、私はヘルパーや看護士の資格を持っていません。
さらに介護経験も全くありませんでした。

そんな私がなぜ介護施設で働きたいと思ったか。


私は16歳から学校終わりに飲食業のアルバイトをしており、それから職種を変えスーパーのレジ打ち、サービスカウンターと少しずつ社会で働くことを覚えていきました。

そのうちに、もっと接客を学びたいと思うようになり西武百貨店に就職。

大丸、丸井今井と3つの百貨店で接客経験を積み、予算達成で表彰を受け販売リーダーを務めました。
多数のショップ、ラグジュアリーブランドに配属され、
1日に100万円以上売上を上げたこともたくさんありました。


百貨店の仕組みや流れ、接客を知り尽くした私は、さらにもっと上を目指したくなりました。


飛行機が大好きだった私にとって、
憧れの航空業界への進出です。

当時新千歳に新規参入してきた航空会社に入社を果たし、
そこで旅客部リーダーとなりました。


カウンターでチェックインをするグランドホステス、
機内案内をするキャビンアテンダント、
それに加えて
航空機を誘導するマーシャリング、
手荷物を航空機に搭載するカーゴ、

航空局との調整や他の航空会社との連携、空港ビル、その他もろもろの関係各所の手続きも全て行っていました。

もしも内容にご興味のある方はまた別途お話させてくださいませ(笑)


航空業界の接客や流れを知り尽くした私は
その後、ご縁をいただき新千歳空港の国際線ラウンジの立ち上げに携わることになりました。


ここは出国審査後、海外へご出発される方が出発前におくつろぎいただけるラウンジで、
主にファースト、ビジネスクラスをご利用される方や該当するカードホルダーの方がご利用いただけるラウンジでした。

過去に有名な海外の俳優、女優さん、
大使館の方や名だたる大富豪の方もたくさんご利用されています。


この職場ではラウンジマネージャーとしての役職につき、
海外の方とのコミュニケーションはもちろんのこと、
日本で過ごす最後の空間で最高のおもてなしをする高い接客能力を身につけました。



そんな接客を追求する仕事人生を送っていた私が感じるようになった疑問。

それは、


最高の接客ってなんだろう。


名刺を渡すタイミング?
相手の目を見て話すこと?
部屋に入って座る位置?


いや、もっと人間の本質から考えてみたい。

そう思った時に今までの経験でしていなかった接客分野がありました。


それが、介護の分野です。


数えきれないくらい大切なことはある。

けれど、デイサービスで働くようになって最高の接客ってこれなんじゃないかな。と思ったことがあります。

それは、


自分のことを自分で出来なくなった時に、
それを察して手助けしてあげること。


出来なくて困ってる時に助けるって当たり前のようだけど、
それって気づくようでなかなか気づかない。

ましてや
「やってほしい」と言ってないのに、それを先にやってもらえたら、

「なんで分かったの?すごい!」
ってなりますよね。
同時にすごく嬉しくなる。

でもこのタイミングってすごく難しい。

相手のことを心から理解して、
分かってあげてないと出来ない。

だから最高の接客だと思います。


さらにデイサービスで学んだこと。
それは、


究極の接客。


何かと言うと、認知症が進むと自分が言ったことをエンドレスに言い続ける事があります。

それをこちらがあたかも初めて聞くかのように接してさしあげるんです。

決して「さっき聞いたよ!」なんて言わない。


1分間の間に同じ話が5、6回繰り返される。
でも相手にとってはそれが毎回初めての会話。

私はそれを毎回初めて聞いたリアクションをする。

毎回話が盛り上がる。

話すそばから消える記憶。
それに全て心から寄り添って一緒に笑って話をする。

これって究極の接客だな。

そう思いました。



私がなぜ今回これを書こうと思ったか。
勤めて1年半。
先日、施設の管理者から「脳トレーニングが素晴らしい」とお褒めの言葉をいただいたからなんです。


まだまだ介護を語るには経験が足りないのは十分承知しておりますが、
私の実践している脳トレーニングがどなたかのお役に立てればと思い、今回書こうと思いました。


先日、施設の押し入れに入っているストッカーの中身がぐちゃぐちゃになっていたので、
整理収納アドバイザーのスキルを活かし、
ご利用者さまと一緒に片付けをしました。
これは立派な脳トレーニングになります。


モノを区別して分ける。
色別で分ける




私たちにとっては当たり前に出来ることが、認知症の方にはとても難しいことなんです。


その日のメンバーの性格や認知症のレベルによって脳トレーニングを組みますが、
先日は同じ作業が出来る方々だったので、頑張っていただきました。


決して焦らせない。
間違っていたら合っているほうの答えへゆっくり誘導する。


これを見ていた施設の管理者が
「素晴らしい!さすがね!よく分かってるわ」と私の脳トレーニングを絶賛してくれました。

何回かやっているこの脳トレーニングの内容はまた改めてブログにアップしたいと思います。


管理者の方は初対面の時から整理収納アドバイザーである私をとても歓迎してくださり、
施設の整理を快く任せてくださいました。


昨年東京で開かれた整理収納コンペティション全国大会でプレゼンさせていただいた内容は、
こちらの施設の整理作業でした。

その一部の写真



整理収納✖介護施設


この分野は今後もきっと重要になってくると思います。



私のこれまでの接客経験も、
そして新しく学んだ経験も、
全てが繋がって自分の糧になっています。


年齢を重ねるごとにやりたいことが次々と見つかり、
それを全てやっています。


人間は毎日死に向かって生きています。
肉体も衰え、自分の手足が自由に動けなくなる日がくるかもしれません。

自分の家族のことも忘れ、
自分の名前も誕生日も出てこなくなる日がくるかもしれません。


私は施設で勤務することで、人間が生きる上で本当に必要なことを学んでいます。


それは、
人生を楽しく生きる。
自分を大切に思ってくれる人を大切にする。
ということ。





決して難しいことではありません。



人は認知症になっても、昔楽しかった記憶は残っています。
そして、関わった大切な人の事も覚えています。

昔の話を嬉しそうにする時は、
ほんとに認知症かな?と思うくらい皆さまハキハキお話されます。


辛いことも、イヤなこと、投げ出したくなること、たくさんあります。

だけど、ちょっと目を大きく開いて回りを見てみると、

自分が好きで飾ってあるものや、
好きで買ったけどあまり使ってなかったモノがたくさんあるはず。

結構自分が癒されるモノ、身近にあったりするんですよね。


ぜひご自身の周りを見渡してみて、
自分と家族にとって必要なモノがたくさんある生活になれば、

きっと将来自分が歳をとってしまって誰かの助けが必要になった時に、

「うちにあったアレが好きだったよ」
なんて笑いながら話す日がくるかもしれませんね。


ちなみに私はコレクションボードに入ってる飛行機グッズかな?

私もこれを「飛行機いっぱい飾ってたのよ~✨」って話す日が来るかもしれませんよね。


今日も楽しいことをたくさんしよう❤
たくさんたくさんつながるうさぎ


長くなっちゃいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!



整理収納アドバイザー
大野陽子