姫林檎(ヒメリンゴ)3


姫林檎(ヒメリンゴ)はバラ科リンゴ属の落葉高木である。
原産地は中国である。
日本では北海道から本州の北陸地方にかけて分布している。
ただし、(1)中国原産の犬林檎(イヌリンゴ)の別名という説と、(2)犬林檎(イヌリンゴ)と蝦夷の小林檎(エゾノコリンゴ)の雑種という説があるという。
盆栽や観賞用に栽培されるものの樹高は30センチくらいからあるが、高いものだと10メートルを超す。
樹皮は暗い紫褐色をしている。
葉は楕円形または広い楕円形で、長さは3~9センチくらいあり、互い違いに生える(互生)。
縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
葉のある短い枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、5~6個くらいの白い花を咲かせる。
花びらは5枚で、花径は35~50ミリくらいである。
花の真ん中には雄しべがたくさんある。
秋に赤く熟する実は直径1~2センチの球形で、食べられるが酸っぱい。
花の写真は6月に札幌の百合が原公園で撮った。
実の写真は11月に鎌倉の大船植物園で撮った。
学名:Malus prunifolia (=Malus × cerasifera)


★実ではなく花を見てねと姫林檎
 白い五弁花大輪広げ



姫林檎(ヒメリンゴ)2

姫林檎(ヒメリンゴ)


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