衣通姫 (ソトオリヒメ)2


衣通姫 (ソトオリヒメ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証する過程で作出され、大島公園に植えられた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花は大輪で花びらは丸くて重なり、萼筒が短く毛が少ないなど、大島桜(オオシマザクラ)に近い性質を持ち合わせている。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月上旬~中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径3~5センチの大輪で、一重咲きである。
花びらの形は円形である。
花の色は淡い紅色を帯びるが白みが強い。
一総につく花の数は3~4輪である。
花にはかすかに香りがある。
結実性がある。
なお「衣通姫」とは記紀に絶世の美女と伝承される人物で、その美しさが衣を透けて見えるようであったという。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus × yedoensis cv. Sotorihime

★ふくよかな花の形のそのままに
 君に伝えん春の知らせを


衣通姫 (ソトオリヒメ)

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