雪割一華(ユキワリイチゲ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
本州の滋賀県から九州にかけて分布し、林の中や渓流沿いなどに生える。
「雪割」は早春植物を意味し、「一華」は一茎に一輪の花を咲かせるという意味である。
草丈は20~30センチくらいである。
根際から生える葉は3小葉からなる。
小葉は三角状の卵形でミツバの葉に似ていて、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は3~4月である。
茎につく葉は茎先に3枚が輪生し、その中心から花柄を立てる。
花は薄く紫色を帯びている。
花びらは8~12枚くらいである。
ただし、花弁のように見えるのは萼片である。
写真は3月に川口グリーンセンターで撮った(植栽)。
学名のkeiskeanaは、幕末から明治に活躍した医師で植物学者の伊藤圭介にちなんでいる。
圭介はオランダ商館のシーボルトのもとで植物学を学んだ。
学名:Anemone keiskeana
★ぽつぽつと瑠璃の蕾を開かせる
雪割一華春を知らせて

