沈丁花(ジンチョウゲ)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木である。
原産地は中国である。
日本へは室町時代に渡来した。
当時は、その香りが貴重だったようである。
名の由来は、香りが沈香(ジンコウ)に似て、花が丁字(チョウジ)に似ていることからきている。
春の夜に遠くまで香りが届くということで「千里花」とも呼ばれる。
樹高は100~150センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は2~4月である。
雌雄別株である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紫色の花をつける。
花には花弁はない。
花のように見えるのは萼である。
俳句の季語は春である。
ただし、その強い香りのために、お茶の席などでは「禁花」とされてきたという。
また、樹液には皮膚炎を引き起す成分が含まれている。
写真は2月に鎌倉で撮った。
学名:Daphne odora
★仄かなる香りやさしき沈丁花
遠く眺めて古(いにしえ)思う
☆沈丁花その香にのせむ恋しさを
風に運ばせ遠き君へと
花の本屋さん

