薺(ナズナ)はアブラナ科ナズナ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、田畑や畦道、道端、荒れ地などに普通に見られる。
春の七草の一つであり、若苗を食用にする。
アブラナの仲間であり、冬の野草として昔は貴重なものであったのだろう。
草丈は10~50センチくらいになる。
開花時期は2~6月である。
花径15~35ミリくらいの小さな白い十字花をたくさんつける。
下のほうには実ができるが、先端部にはまた次々と蕾ができて開花する。
別名をぺんぺん草(ペンペングサ)ないし三味線草(シャミセングサ)という。
これはいずれも実が三味線の撥(ばち)に似ているところからきている。
慣用句に「ぺんぺん草も生えない」というのがあるが、これは薺(ナズナ)が荒廃した土壌であっても生育するところからきている。
俳句の季語は春である。
写真は2月に伊豆の河津で撮った。
学名:Capsella bursa-pastoris
★バチの音を聞いておくれというように
薺の花が春の畑に

