猿捕茨(サルトリイバラ)2


猿捕茨(サルトリイバラ)はユリ科(サルトリイバラ科)シオデ属の落葉蔓性半低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草原や林の縁などに生え、周りの樹木などに絡みつく。
海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
茎に疎らに棘があり、葉の柄から出る巻きひげで絡みつく。
猿がこの棘にひっかかって捕獲されるというのが名の由来である。
葉は円形ないし楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は少し尖っていて裏面側へ反り、縁にはぎざぎざはない(全縁)。
質は分厚く、平行に走る葉脈が目立つ。
表面は光沢があり、裏面は白っぽい。
開花時期は4~5月である。
雄雌異株である。
葉のつけ根から散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、黄緑色の花をつける。
花被片は6枚あり、外側に反り返る。6枚のうち3枚はやや大きい。
雄花には雄しべが6本あり、雌花にある雌しべの先は3つに分かれている。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと真っ赤になる。
上の写真は11月に都立薬用植物園で撮った。
下の写真は8月に筑波実験植物園で撮った。
学名:Smilax china


★赤い実を採りたいけれど棘がある
 おっとどっこい猿捕茨


猿捕茨(サルトリイバラ)