吾亦紅(ワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、野山の草原に生える。
昔から広く親しまれる山野草の一つである。
漢字では「吾木香」「割木瓜」「我毛香」などの文字も充てられる。
高さは30~100センチくらいになる。
葉は茎の下部につくか、根際から伸びる。
奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、5~13枚で1組となる。
小葉の形は長めの楕円形である。
茎につく葉は互い違いに生える。
開花時期は7~11月である。
枝分かれした茎の先に、楕円形をした赤紫色の花穂をつける。
1つの花は4枚の萼からなり、花弁はない。
花穂の上から順に咲く。
根茎は黒褐色で太く、生薬の地楡(じゆ)となる。
下痢止めや、傷の止血、やけどに効くとされる。
また、若葉は食用となり、和え物、油いため、佃煮などにする。
俳句の季語は秋である。
上の写真は9月下旬に尾瀬の大江湿原で撮った。
下の写真は10月上旬に神戸の六甲高山植物園で撮った。
学名:Sanguisorba officinalis
★吾亦紅燃やす炎はさり気なく
されど尽きない種火のように

