丸葉薄荷(マルバハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸地方である。
日本へは栽培用として渡来したものが逸出し、野生化している。
野生化が確認されたのは明治時代の初期だという。
名の由来は、丸い葉を持つ「薄荷」であることからきている。
英名はアップルミント(Apple mint)といい、林檎(リンゴ)のような香りがする。
草丈は30~80センチくらいである。
地下茎を伸ばして繁殖する。
茎の切り口は四角形で、細かな毛で覆われている。
葉は十字状に向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、茎を抱く。
形は幅広い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈はへこんでいて、皺が目立つ。
裏面は柔らかな毛で覆われ、香りの成分を出す腺点がある。
開花時期は7~10月である。
茎先に3~6センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅紫色の唇形をした合弁花をつける。
1つの花の長さは2センチくらいである。
雄しべは4本あり、そのうち2本が長い。
写真は7月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Mentha rotundifolia
★柔らかな葉が醸し出すムードよく
アップルミントの香り爽やか

