三椏(ミツマタ)はジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木である。
原産地は中国の南部で、日本には室町時代に渡ってきた。
虫の害を受けにくいことから主に紙幣や証券用紙の原料として利用されている。
沈丁花(ジンチョウゲ)と同じように花には花弁がなく、花弁のように見えるのはがく片である。
花には芳香があり、黄色い色をしている。中国名は黄瑞香という。
写真のように赤い花のものもあり、赤花三椏(紅花三椏)と呼ばれている。
花はボンボンのように密集しているが、よく見ると4枚の花びらを持つ花の集まりである。
三椏(ミツマタ)という和名の由来は、枝が三つに分かれるところからきている。沈丁花(ジンチョウゲ)の仲間とは思いにくいが、沈丁花(ジンチョウゲ)も枝が三つに分かれるし、花の形もよく似ている。
なお、俳句では「三椏の花」が春の季語である。
写真は3月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Edgeworthia chrysantha cv. Rubra
★俯けど頬は血潮のたぎりたる
三椏の花隠せぬ思い
☆手の中に朱色に染まるぼんぼりは
君を思わん三椏の花