連翹(レンギョウ)

連翹(レンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本には300年ほど前に薬用として渡来したが、現在では花の観賞用が中心となっている。
もちろん、漢方薬としても使われていて、解毒、排膿、消炎、利尿に薬効があるとのことである。
高さは2~3メートルで、新しい枝は枝垂れることが多い。
葉は対生で、長さ3~8センチの広卵形をしている。
早春、葉に先立って黄色の花を咲かせる。
俳句の季語は春である。
なお、連翹の近縁品種として支那連翹、朝鮮連翹、大和連翹、小豆島連翹がある。
一般的なのは、連翹、支那連翹、朝鮮連翹である。
大和連翹は岡山県、小豆島連翹は小豆島に自生しているが一般的ではない。
それぞれの主な特徴と見分け方は次の通りである。
連翹=新しい枝が枝垂れる。枝は中空で節に仕切がある。
支那連翹=やや直立した感じ。枝の切断面に横板があり、節には仕切りがない。
朝鮮連翹=直立するものが少なく幹は弓状に曲がる。枝の切断面に横板があり、節には仕切りがある。
写真は3月に川口グリーンセンターで撮った。
学名:Forsythia suspensa


★枝垂れ咲く連翹の花春の陽に
 眩しく映えて黄金を散らし
☆一面に黄金に燃ゆ連翹は
 春を喜ぶ野山あらわし