「007 スカイフォール」(2012・米)

監督サム・メンデス
脚本ジョン・ローガン
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド

出演者ダニエル・クレイグ
ハビエル・バルデム
レイフ・ファインズ
ナオミ・ハリス
ベレニス・マーロウ
アルバート・フィニー
ベン・ウィショー
ジュディ・デンチ

007としても知られるMI6のエージェント、ジェームス・ボンドはイヴとともに、トルコでの作戦に参加していたのだが、その最中にMI6の工作員が殺され、ハードディスクが奪われた。ハードディスクには、テロ組織に潜入している全てのNATOの工作員の情報が収められていた。ボンドとイヴは実行犯であるフランス人傭兵パトリスを追い、ディスクを奪い返そうとする。

アクションも凄いぜ


007 スカイフォールwiki

007 スカイフォール公式





ふぅ。痺れました。まずは圧倒的なオープニング・アクト。ロンドン出身のアデルが歌う「スカイフォール」は妖艶にして絶妙。開始20分でこれでもかという世界を堪能させてくれます。




正直、アデルってそんなに・・・と思っていたのだけれど、今回は聞いていて背中がゾクゾクしました。さすがグラミー賞歌手といったところでしょうか。

僕の場合、007に求めるものは①敵役②ボンドガール③ギミック④ボンドカー⑤アクション、などなのですが10点満点評価で①10②7③6④7⑤9、といった具合。非常に高得点と言えます。中でも特筆すべきなのが①敵役、ハビエル・バルデムの圧倒的存在感!!ノーカントリーで有名ですが、個人的には海を飛ぶ夢のラモンですね。不満点は脱出した方法が分からなかったところくらい。


圧倒的な嫌らしさ!この人は凄い!


ボンドガールはもうひとつ。というか今回は一応、ベネリス・マーロウなんだと思うんだけれど、存在感というかそういう意味では圧倒的にジュディ・デンチのほうが上でした。


いや、アジア的な美しさは流石です。


しかし彼女の役割はホントに大きい。


他にも、新武器調達役Qとしてベン・ウィショー、彼もいい味でしたね。頭脳派草食系として大好物な女子も多いのではないでしょうか。メガネ+天パ男子だし。「壊さないで返してくださいね」は懐かしいセリフ。個人的にはもっと活躍してほしかったけれど。


ヤサいい男。


ギミックの数など不満点もありますが、DB5はやっぱり格好良かったし、それ以外の部分で十分にカバーできているとも思います。観ながら「あぁ、やっぱり楽しい」としみじみ感じました。

そもそもダニエル・クレイグのボンド役にはいまいち不満だったんです。でも3作目になって随分と見慣れた自分もいます。そりゃあもうちょっと身長が欲しいとか思うけれど、こういう味もアリですね。3作とも素晴らしいと思います。

ちなみにスカイフォールというのは「天が落ちようとも(この世が終ろうともの意)正義を成就させよ」というラテン語の格言から引用されたものとか。映画の中でもボンドの生家がある土地名としても登場します。

ということで大絶賛の9点!
是非是非劇場で!レンタル開始したらまた観ちゃうかもw