「俺たちに明日はない」(1967・米)

監督 アーサー・ペン

出演者
フェイ・ダナウェイ
ウォーレン・ベイティ
ジーン・ハックマン

クライド・バロウ(ウォーレン・ベイティ)は刑務所から出所してきたばかりのならず者だ。彼が田舎町のウェイトレスであるボニー・バーカー(フェ イ・ダナウェイ)の母親の車の周りをうろつき、それをボニーに見咎められる場面から映画は始まる。普段の生活に退屈していたボニーはクライドに興味を持 ち、クライドが彼女の面前で食料品店の強盗を働くことで更に刺激される。二人は車を盗み、町から町へと銀行強盗を繰り返すようになる。

俺たちに明日はないwiki




アメリカン・ニューシネマの先駆けと言われ称賛されているこの作品、題名は知ってましたが見たことがありませんでした。原題はBonnie and Clyde、しかし邦題もなかなか雰囲気があって悪くないですね。

さっそくですが多くの方が好評の中あれなんですが、ボクとしては共感できませんでした。
時代が恵まれ過ぎてしまったというか、僕自身にこの映画でカタルシスを感じるほどの不満がなかったというか。きっと当時の時代背景というスパイスが必要だったのかなと自分としては解釈しています。

とはいえフェイ・ダナウェイは美しかったです。ウォーレン・ベイティの色男振りもなかなか。
若さゆえという発想と行動の乏しさも、例えは間違っている気がするんですが、現代のヤンキーな皆さんに度々見られる無知ゆえの自分の安売りっぽくてちょっとイヤでした。

精一杯背伸び。


とはいえ1930年当時ではお金持ち=悪徳というか、そこからのみ金を奪い颯爽と逃げるバロウズ・ギャングは一定の支持はあったようです。

個人的には青臭いと言われようと、「悪いやつから金は奪うよ。けど殺しはしないよ。」というルパン的な存在のほうが納得がいくみたいです。

何を求めさまようのか。


点数を付けるのは難しいんですが、あえて甘いこと言わず4点にしておきます。