橋下徹率いる「維新の会」の国政進出に、自民党 総裁選、民主党代表選と、がぜんヒートアップしてきた政局。しかし、いま政治談義以上に、オヤジ論 客たちの心を熱くさせているテーマがある。それはAKB48だ。
政界のご意見番・田原総一朗をはじめ、保守系論 客としても鳴らすマンガ家・小林よしのり、脳科学 者の茂木健一郎に池谷裕二、さらには小泉元総理の秘書官だった飯島勲……。どう考えてもアイドルな んかと縁遠そうな、このコワモテな面々が、AKB48について口々に発言しているのである。しかもリッ プサービス的に触れたという生易しいレベルではな い。
例えば田原総一朗は、AKB48劇場に足を運んでは 「感動した。ハイタッチもした」と上機嫌でツイー トし、目尻を下げてスーパー研究生・光宗薫とがっ ちり握手する写真を投稿。日常的に熱心なヲタ活動 を繰り広げているのも驚きだが、それどころか8月27日の『ひるおび!』(TBS系)出演時には、「野田総理よりも高橋みなみのほうがリーダーの資質がある」「たかみなは言いたいことを言いますから」 と、全力で“たかみな推し”発言を連発。「日本の 未来はAKB48が担っている」とまで断言するなど、もはや痛すぎるヲタとなんら変わりがない状態と なっている。
痛さでいえば、脳科学者の茂木健一郎も田原に負けてはいない。選抜総選挙について「『ガチの勝 負』のすさまじさ。(中略)今の日本に、そんな勝負がどこにあるか」と、ひとりムネアツなツイート を連投。「週刊文春」(文藝春秋)が報じた指原莉 乃の男性スキャンダルに対しても、「(情報提供者の元カレは)人間として最低のクズだな。おい、お前が暴露したのは、指原さんとのことではない。お前の『品性下劣』さを、世間に対して暴露したんだ」と、モジャモジャヘアも怒髪!
このほか、同じく脳科学者の池谷裕二が、後述す る『AKB48白熱論争』(幻冬舎新書)の書評で「茶化されるのが恥ずかしくて『AKB48を生で見てみた い』という本音をもう3年以上隠してきた」(読売新 聞9月10日付)と、“隠れヲタ”だったことをカミングアウトするなど、増殖する一方の中年ヲタ。
だが、AKB48ハマり度でいえば、なんといっても小林よしのりだろう。“AKB48は大東亜共栄圏”と英霊もびっくりな発言をしたかと思えば、柏木由紀 のキスシーンPVに「間違いなくCGなり」と童貞中二 史観を発動させる。
小林の重症ぶりは、中森明夫、宇野常寛、濱野智 史というオッサン論客3人を招集し、AKB48を語り尽 くした究極のヲタ痛書『AKB48白熱論争』にも顕 著。推しメンのひとり・市川美織を指して「彼女は妖精なんだよ」とウットリしたかと思えば、またし ても推しメンである大島優子のことを中森が「才能ないわけじゃん」と言うと、「そんなことないも ん!」と子どものように反論。
先日の「週刊新潮」(新潮社)9月20日号の“黒い 金”疑惑報道(http://www.cyzo.com/2012/09/post_11467.html)に対しても自らのブログで素早く 反応し、「AKB48の創設資金が『汚れた金』だとこじつけたいらしいが、こんなに夢のあるシステムを 作り上げた資金は、ありがたい資金である」と、ファン以外にはまったくフォローになっていない持 論を表明。さらには、保守系週刊誌の代名詞である 同誌を、かつての天敵「噂の眞相」(噂の眞相/04 年に休刊)になぞらえ「奇形左翼雑誌」と痛烈に批判した。どうやらAKBの批判メディアは、すべて左翼雑誌になるらしい……。
そして、さらにこの“オジサンAKB語り”に、ついに真打ちが登場! 「次期首相」に一番近いとも目される、あの石破茂が参戦したのだ。
石破といえば、キャンディーズの熱烈なファンであることが知られているが、「週刊新潮」9月6日号 にて「キャンディーズは手作り感があり良かった が、AKB48は一人で何枚もCDを買うからダメ」とAKB48を批判。防衛庁長官時代には自衛官募集ポスターのモデルにモーニング娘。を起用するなど、“モーヲタ”としても知られているが、もしかする と石破は“アンチAKB48”なのかもしれない。このAKB48批判には小林も「馬鹿丸出しのノスタル爺」「わしには石破茂が軍事プラモに、お金や、貴重な時間を注ぎ込む方が理解できない」とキレまくり。 アジア問題が噴出しているこの時期に、推しアイドルで泥仕合を展開……まさしく“日本オワタ”状態 だ。
しかし、オジサンが熱く語り始めたということは、ブームも終焉に向かっているという大きな印。このところのAKBは、「週刊新潮」が報じた“黒い金”疑惑に、「週刊文春」による前田敦子の合コ ン“尻出し”スクープと、ほころびも目立ち始めている。日本の未来を託すAKB48が落日を迎えるそのとき、オジサンたちの心中はいかに——。どうか、「ショックで心筋梗塞」なんてなりませんように!
参照元はこちら
政界のご意見番・田原総一朗をはじめ、保守系論 客としても鳴らすマンガ家・小林よしのり、脳科学 者の茂木健一郎に池谷裕二、さらには小泉元総理の秘書官だった飯島勲……。どう考えてもアイドルな んかと縁遠そうな、このコワモテな面々が、AKB48について口々に発言しているのである。しかもリッ プサービス的に触れたという生易しいレベルではな い。
例えば田原総一朗は、AKB48劇場に足を運んでは 「感動した。ハイタッチもした」と上機嫌でツイー トし、目尻を下げてスーパー研究生・光宗薫とがっ ちり握手する写真を投稿。日常的に熱心なヲタ活動 を繰り広げているのも驚きだが、それどころか8月27日の『ひるおび!』(TBS系)出演時には、「野田総理よりも高橋みなみのほうがリーダーの資質がある」「たかみなは言いたいことを言いますから」 と、全力で“たかみな推し”発言を連発。「日本の 未来はAKB48が担っている」とまで断言するなど、もはや痛すぎるヲタとなんら変わりがない状態と なっている。
痛さでいえば、脳科学者の茂木健一郎も田原に負けてはいない。選抜総選挙について「『ガチの勝 負』のすさまじさ。(中略)今の日本に、そんな勝負がどこにあるか」と、ひとりムネアツなツイート を連投。「週刊文春」(文藝春秋)が報じた指原莉 乃の男性スキャンダルに対しても、「(情報提供者の元カレは)人間として最低のクズだな。おい、お前が暴露したのは、指原さんとのことではない。お前の『品性下劣』さを、世間に対して暴露したんだ」と、モジャモジャヘアも怒髪!
このほか、同じく脳科学者の池谷裕二が、後述す る『AKB48白熱論争』(幻冬舎新書)の書評で「茶化されるのが恥ずかしくて『AKB48を生で見てみた い』という本音をもう3年以上隠してきた」(読売新 聞9月10日付)と、“隠れヲタ”だったことをカミングアウトするなど、増殖する一方の中年ヲタ。
だが、AKB48ハマり度でいえば、なんといっても小林よしのりだろう。“AKB48は大東亜共栄圏”と英霊もびっくりな発言をしたかと思えば、柏木由紀 のキスシーンPVに「間違いなくCGなり」と童貞中二 史観を発動させる。
小林の重症ぶりは、中森明夫、宇野常寛、濱野智 史というオッサン論客3人を招集し、AKB48を語り尽 くした究極のヲタ痛書『AKB48白熱論争』にも顕 著。推しメンのひとり・市川美織を指して「彼女は妖精なんだよ」とウットリしたかと思えば、またし ても推しメンである大島優子のことを中森が「才能ないわけじゃん」と言うと、「そんなことないも ん!」と子どものように反論。
先日の「週刊新潮」(新潮社)9月20日号の“黒い 金”疑惑報道(http://www.cyzo.com/2012/09/post_11467.html)に対しても自らのブログで素早く 反応し、「AKB48の創設資金が『汚れた金』だとこじつけたいらしいが、こんなに夢のあるシステムを 作り上げた資金は、ありがたい資金である」と、ファン以外にはまったくフォローになっていない持 論を表明。さらには、保守系週刊誌の代名詞である 同誌を、かつての天敵「噂の眞相」(噂の眞相/04 年に休刊)になぞらえ「奇形左翼雑誌」と痛烈に批判した。どうやらAKBの批判メディアは、すべて左翼雑誌になるらしい……。
そして、さらにこの“オジサンAKB語り”に、ついに真打ちが登場! 「次期首相」に一番近いとも目される、あの石破茂が参戦したのだ。
石破といえば、キャンディーズの熱烈なファンであることが知られているが、「週刊新潮」9月6日号 にて「キャンディーズは手作り感があり良かった が、AKB48は一人で何枚もCDを買うからダメ」とAKB48を批判。防衛庁長官時代には自衛官募集ポスターのモデルにモーニング娘。を起用するなど、“モーヲタ”としても知られているが、もしかする と石破は“アンチAKB48”なのかもしれない。このAKB48批判には小林も「馬鹿丸出しのノスタル爺」「わしには石破茂が軍事プラモに、お金や、貴重な時間を注ぎ込む方が理解できない」とキレまくり。 アジア問題が噴出しているこの時期に、推しアイドルで泥仕合を展開……まさしく“日本オワタ”状態 だ。
しかし、オジサンが熱く語り始めたということは、ブームも終焉に向かっているという大きな印。このところのAKBは、「週刊新潮」が報じた“黒い金”疑惑に、「週刊文春」による前田敦子の合コ ン“尻出し”スクープと、ほころびも目立ち始めている。日本の未来を託すAKB48が落日を迎えるそのとき、オジサンたちの心中はいかに——。どうか、「ショックで心筋梗塞」なんてなりませんように!
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