AKB“学校化”計画 成績表に校則、保護者会…意識改革狙い | しーちゃんの“あかりん観察日記(・⌒+)☆ミ”(あかりん命名)
 AKB48劇場支配人の戸賀崎智信氏(38)は人材育成のため「学校化計画」があることを明かした。

 東京ドーム公演、前田敦子卒業を経てAKB48は「第2章」の幕を開ける。

 急がれるのは、新たなエースの育成だ。29日発売の新曲「ギンガムチェック」では、選抜総選挙で1位になった大島優子(23)がセンターを務めるが、その次の新曲以降のセンターはまだ決まっていない。

 AKBグループには数多くのメンバーが在籍。「中には現在の選抜メンバーに負けない潜在能力を持った人はいる。問題は意識の差」(関係者)という指摘がある。

 初期メンバーは東京・秋葉原のAKB48劇場で、一般の観客が7人しかいないという下積みから東京ドームまで歩んできた。それに対し、AKBがブームになってから加入したメンバーはすぐにテレビやネットなどのメディアに登場できる環境が整っており、逆境に耐える苦労を経験していない。その意識の改革が今後のエースづくりに不可欠とされる。

 東京ドーム公演の初日に発表されたチーム編成の変更は意識改革の一環だが、それが全てではない。AKB48劇場支配人の戸賀崎智信氏は本紙の取材に対し、AKBグループの「学校化計画」を明かした。

 今後、メンバーに問題が起きた時の罰則などを定める「校則」や、ファン数の変化を明示する「成績表」、家族に理解を求める「保護者会」などを検討しているという。

 「初期メンバーが経験した“戦争”を新しいメンバーはもう経験できないので、それに代わるシステムをつくる必要がある。毎月、成績表を発表するのは本人たちにとって厳しいことだが、事前に“AKBにはこのような校則がありますが、入学しますか?”と明示して理解を求めたい」と戸賀崎氏は説明する。

 目指すは、AKBの「名門校」化。現在の選抜メンバーたちが卒業した後も次々と優秀な生徒(スター)を輩出することだ。

 「AKBというプロジェクトはもともと10年計画。今年で7年なので、あと3年で完成させたい。来年が正念場だと考えている」と戸賀崎氏は話している。