2


           恵み

           あたため

           ひかり

           あつめる

           人に、なる


──降りそそぐ光のように
──空の青さのように


当たり前のように存在して、気づかないもの。
暮らしの中には、そういうものがたくさんある。


だから、マイナスな出来事が起こったときこそ、
今、ここにある、「恵み」に目を向けてみよう。


哀しいと思えば、前に進めなくなって、
不満だと思えば、優しさを失ってしまうけれど。

恵まれているもの、人、その温かさに気づけば、
今より、もっと謙虚に もっと優しくなれるから。


晴れた日も、雨の日も

ほんのすこしの そっけなさで、

いつも、どこかに 「恵み」はあふれている。
気づくのも、気づかないのも 自分しだいの。

Photo:   Naomi Okunaka