おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。
台風が通過して残暑は戻って来ましたが、
季節は少しずつ秋の気配を強めています。
子どもの頃の記憶を辿れば、秋に入ると
御簾戸(みすど)を障子や襖(ふすま)に戻し、
家の中の風の通りを変えたものです。
季節の変化に合わせて室内を整えることも、
月を眺めることも、
虫の音に耳を傾けることも、
季節を楽しむ昔ながらの暮らしぶり。
季節や暦に敏感になることは
めぐってくる“時”の運氣を
味方にすることでもあります。
近年は春と秋が短くなって、
夏や冬が際立つようになってきましたが、
そろそろ涼やかなガラスの器を
落ち着いた陶磁器に替えたりして、
暮らしの中に秋を迎え入れましょう。
今日は9月9日、重陽の節句です。
偶数が陰の数字なら、奇数は陽の数字。
今日は最も大きい陽の数字 「9 」が重なるので
陽が重なると書いて
「重陽(ちょうよう)の節句」です。
重なる 9=重九が「長久」につながるとして、
各地で長寿を願う行事が行われます。
旧暦では、ちょうど菊の花が咲くころなので
菊の節句とも呼ばれます。
節句は、季節の節目を祝って飲食を楽しみ、
長寿と無病息災を願う日。
菊は古来より薬草としても使われ、
延寿の力があるとされていることから、
長寿を願って
菊の花びらを浮かべたお酒を楽しんだり、
菊の花を飾って邪気を払います。
お酒が苦手な方なら、
食用の菊をおひたしに入れるのもいいですね。
菊は仙人のいるところに咲き、
長寿の効能があるとされる霊花です。
また、節句の日の夜に、
家族や親しい人たちを自宅に招いて
賑やかに飲食して過ごすと、家中の
停滞した気や邪気が祓えるとされています。
食用の菊は、スーパーなどで手に入ります。
今夜の食卓に加えてみませんか?
健康はすべての基本です。
邪気を祓って、元気で過ごしましょう。
いつもありがとうございます。
とても励みになります。
クリックで応援よろしくお願いします。