おはようございます。
風水師の圓山（まるやま）真央です。
今年も夏越の大祓（なごしのおおはらえ）が
やって来ます｡
夏越の大祓は、日々の暮らしの中で
知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを
祓い清め、災厄を避けることを祈る行事です。
神社に設置された茅の輪（ちのわ）をくぐって
祓う方法の他に
紙製の人形（ひとがた）に
罪や穢れを移して祓う方法などがあります。
茅の輪くぐりは、『備後国風土記』に記される
神話が由来とされています。
旅をしていた武塔の神（スサノオノミコト）が、
とある村で兄弟に宿を願います。
村で一番裕福な弟の巨旦将来は
旅塵にまみれた姿を見て断りますが、
兄の蘇民将来は、
貧しい生活にもかかわらず
快く応じて丁寧にもてなしました。
善意に感謝したスサノオノミコトは
その後再訪して身分を証し、
「後の世に疫病があった時には、
蘇民将来の子孫だと云い、
茅の輪を腰に着けた者だけは
疫病から逃げることができよう」と告げます。
その言葉どおりに、
後に村で疫病が流行した際には、
茅の輪を持っていた蘇民将来の一族だけが
生き延びられたといわれています。
夏越の大祓で設置される茅の輪には、
疫病がなくなってほしいという
祈りが込められています。
今年は、予想外に早い茅の輪との遭遇に加え、
いつもの神社への人形も既に奉納済みなので、
ちょっとのんびりしていますが、
明日は運良く日曜日と重なったので
いつもの年より出かけやすそうですね。
もしよろしければ、
お出かけになりませんか。
大祓は明日・6月30日ですが、茅の輪は
7月に入ってしばらく設置されている神社も
あるようです。
茅の輪が設置されない神社もあるので
確認してからお出かけください。
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