おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。

朝夕に近隣の寺院からの
鐘の音が聞こえてきます。

直線距離にすれば700mほどですが
間に鉄道の線路などもあり、
日中は生活音に紛れて
気づかないでいることも。

鐘の音は届いているはずですが、
年の瀬の除夜の鐘なら心して聞いても
毎日の鐘の音となるとなかなか。

それでも、
朝の鐘は季節を問わず6時頃。

まだ周囲が静かな時間なので
比較的聞こえやすいようです。

鐘の音は金属の配合や厚み、形状などのほか
吊り下げ具合や
撞木(しもく:鐘を打つ木の棒)
周囲の環境などによっても
音色が微妙に異なるのだそうです。

寺院ごとに異なる音色。

聞こえてくる鐘の音が
あなたにしか聞けない音色だと思うと
ちょっと嬉しくなりませんか。

また、鐘の音は
「仏様の清らかな声」とも言われ、
人々の心を悲しみから解き放つことを願って
鳴らされてきたと言われます。

朝の空に響く鐘の音が
地域に漂う邪気とともに
悲しみの心も祓ってくれていると思うと
早起きして聞いてみたくなりませんか。

神社仏閣の数※がコンビニよりも多いのは
よく知られていますね。

統計管理されているものだけでも
神社が約8万4千社、
寺院が約7万7千箇寺(かじ)と、
コンビニの約5万7千店を上回ります。
※文化庁『宗教年鑑』令和4年版による

すべての寺院が鐘をついているわけでは
ありませんが、約7万7千もあれば
聞こえてくる可能性は大きそうです。

明日の朝は早起きして窓を開け
耳を澄ましてみませんか。