おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。
活字中毒のせいか、
風邪をひいて寝込んでいた時にも、
少し調子が良い時間帯には
手近な何かを読んでいました。
とは言え、本調子ではないので
頭を使うような内容にはついていけません。
ぼんやり眺めて文字が追えていれば
なんとなく落ち着くので満足です。
辞書や辞典もいいのですが、
ちょっと文字が小さくて疲れる。
そこで、活躍したのが歳時記でした。
春は花の季節。
桜を中心に、花に関する季語がたくさん。
思考速度が極端に落ちている状態なので、
大抵のものは
「ふ〜ん」と読み飛ばしていきます。
そんな時に見つけたのが、
聞き覚えのある「山笑う」という季語。
春の「山笑う」が、
夏には「山滴る」になり、
秋には「山装う」に変化して
冬は「山眠る」
「山笑う」は、芽吹きはじめた春の山の
いきいきとした様子。
「山滴る」は、草木の葉で覆われて
緑が滴るように見える夏の山。
「山装う」が秋の紅葉なら
「山眠る」は雪をいただく冬の山。
少し離れた場所から眺めた山々の様子が
どの季節もたった3文字で浮かびあがります。
もともとは中国北宋の画家・郭熙(かくき)の
「臥遊録(がゆうろく)」にある文章からの
表現とのことでした。
どちらも四季のある地という
共通点があればこそですが、
たった3文字が紡ぎ出す確かなイメージ。
人はイメージできないことは実現できない
と言われる意味が
なんとなく分かる気がした時間でした。
今日は一粒万倍日です。
よい1日をお過ごしください。
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