親子なら大丈夫って本当?
電車で乗り合わせた方たちの様子に
そんなことを考えていました。
ひと組目は車椅子の母親と娘さんでした。
車椅子のお母さんは、乗り合わせている間中
30代くらいの娘さんに向かって
不満をぶつけ続けていました。
「どうせ、
いい気味だと思っているんでしょう⁈」
「なんであんたなんかの世話にならなきゃ
いけないの⁈」
延々と言い募るお母さん。
空席の目立つ車内にもかかわらず、
2人分の荷物を持った娘さんは
ずっと立ったままでした。
入れ違いに乗ってきたのは
脚をケガして杖をついている母親と
同じく30代くらいの息子さんでした。
母親をゆっくり優先席に座らせると、
正面に立った息子さんが
ショルダーバッグと杖を受け取ります。
「座れたから膝に置くよ」と言う母親に
「膝に置いたら痛いよ。大丈夫」
と応える声が聞こえてきました。
短い時間でのことなので
どちらの親子の事情も分かりません。
どんなに仲の良い家族にも、時には
ボタンのかけ違いは起きるでしょう。
時には嫌味を言ってしまうことも
あるかもしれません。
でも、一旦口に出したことは
取り戻すことができません。
自分の不満にばかりにとらわれていると
さらに不満を引き寄せてしまいます。
親子なら大丈夫って本当でしょうか。
家族にもいろいろな形があって
一概には言えない気がします。
私自身も、残念ながら
大丈夫とは言えない経験をしたことがあります。
核家族化が当たり前になって、
一緒に過ごす時間も話す機会も
ずいぶん少なくなっています。
伝わっていると思ったことが、
そうじゃなかったなんてことも
めずらしくはありません。
今年は陽の氣が強すぎるので、特に
争いが起こりやすい年でもあります。
今日は土曜日。
言い過ぎてしまう前に、
たまには家族でゆっくり
おしゃべりでもして過ごしませんか。
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