大潮の上げでエントリーして、16時くらいまで。前々回の上げ潮は、割と表層も上げていて、フライを流しやすかった。大潮だから上げも下げもよく動くと思ったら大間違いで、終始ゆっくりと上げていて、フライが全然流れない。海からの上げ潮は川の流れの底の方に潜り込んでいる。塩分濃度が高い方が比重が重いので、上げ潮はフライとラインを沈めた方がよさそうだ。ただ、今日はシンクティップを持ってこなかった。上げ潮は難しい。
春を感じる。しかし、ベイトの姿は無く、魚っ気も無い。二時間ほど流して、今日はキャス錬に切り替えた。上げ潮の時は必ず海から風が吹く。右岸から上流側にキャストする場合は、シングルスペイとなるが、ゴロタのせいで角度をつけ難い。そうなると、スカジットラインの優位性が際立ってくる。流れがあれば、手前までリトリーブ&ロッド操作でフライを泳がせ、少しでも長く魚にフライを見せたいが、流れが無いとなると、寄せた後、下流に一度ロールキャストして、セットしなければならない。そこからサークルCなり、スナップTなり、ペリーポークなり、ウォーターボーンアンカーのキャストを選択する。好みの問題もあるが、私はペリーポークを好んで使う。中禅寺湖などで正面に遠投してリトリーブしてくると、自分に近い位置までフライを引っ張ってきた際に、次の動作に入りやすいのだ。それに、ペリーポークは予備動作で一度ダンプするので、180度の原則が適合し、ロングキャストに向いている。
右腕で軽くリフトして、左腕でラインを水面から抜き、写真の赤い線のように岸に平行に、真っ直ぐラインを置く。この時、ボディーターンして、正面を向くとよい。左腕でラインを抜くのがコツで、右腕で抜くと、次にダンプする際、ラインがくしゃくしゃになりやすい。くしゃくしゃでも、投げることはできるが、次の写真のような形状のループでダンプできると、気持ち良くぶっ飛んで行く。
この段階で、90%キャストの成否は決まっている。ダンプは置くのではなくて、ループの小さいキャストをする感じなのだが、これが右腕でやろうとすると、必ずやアンカー切れを起こしてしまう。左腕で抜いて来ると、ロッドティップが弓を引いたように弾かれるので、ダンプは軽く前方にロッドを倒すだけで、綺麗な張りのある形状でダンプされるだろう。その形状が見れたら、もう、キャストは成功間違いない。30mは飛んで行く。力など殆んど加えていない。次に紹介するのがサークルC。実はこれが一番手っ取り早くて簡単だ。
逆Cの字と言えばわかりやすいだろうか。慣れないうちは、どの位置で、どの高さで、どのくらいの大きさで、どの速さで、逆Cの字を描いたらよいか迷うかもしれない。結論から言うと、ゆっくり、横に大きく、水面近くで、写真のA➡Aに戻って来るように逆Cの字を描けばよい。正解は次の写真。
岸に平行に、真っ直ぐ目の前にラインが横たわる。そうなったら、ゆっくり同じ速度で、ラインを水面から剝がすようにバックキャストして、Dループを作ったらよい。ただ、キャスト方向は180度の原則に適合しない場合が多く、スカジットラインだからこそ成立すると言っても過言ではない。飛距離はペリーポークに比べて劣るが、背後の障害物に滅法強いキャストなので、習得していて損は無いし、実際、よく使う。重たいフライをキャストするにも最も適しているのではないかと思う。
動画ではなく、静止画で説明するのは難しい汗。勿論、プロのインストラクターが言っていることと異なる部分もあるかもしれない。あくまで、私のキャストと言うことで、ご容赦願いたい。どなたかの参考になれば幸いです。では、また。
