2010年9月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2731ページ
■ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)(再)
読了日:09月29日 著者:東野 圭吾
(あんまり書くとネタバレになるので書きませんが、いわゆる三人称客観的描写のトリックですね。彼がたまに見せる技法です。2回目なのでその辺も楽しみながら読ませていただきました。)
■告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
読了日:09月28日 著者:湊 かなえ
(一見矛盾しあう全ての一人称に対して、感情移入をさせてくれる筆者の現代を見通す力に脱帽。複雑な思春期の感情や、母親の子を見つめる様々な想い、崩壊、自我、あらゆる感情がしっかり書かれていた。一つの「事実」を、あらゆる角度から見つめ直すことで、様々な「真実」が垣間見えた。)
■ウインクで乾杯 (ノン・ポシェット)(再)
読了日:09月27日 著者:東野 圭吾
(2時間ドラマ用に書いたんじゃないかと思うくらいのコメディ性も持ちつつ、彼特有の人物関係のつながりや巧妙なトリックがところどころにちりばめられており、僕は結構好き。たまには軽いものもいい。)
■美しき凶器 (光文社文庫)(再)
読了日:09月26日 著者:東野 圭吾
(彼の小説で、怖いという感情を抱いたことはあまりないが、この作品に関しては迫りくる得体の知れない犯人に確かな恐怖を抱かされた。主人公4人の過去についてあまり踏み込まず、全ての真実を第三者目線から明らかにさせるところも神秘性を維持するポイントか。)
■Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2010年 9/30号 [雑誌]
読了日:09月19日 著者:
(日本代表改造計画。)
■白馬山荘殺人事件 (光文社文庫)(再)
読了日:09月15日 著者:東野 圭吾
(今月は2度目の山荘での殺人事件。マザーグースの唄に隠されたトリック、自然を活かしたトリックは絶妙で、かつ登場人物一人一人の特徴が、100%余さずやりすぎずいい具合でストーリーの中で活かされていて、事件の背景や動機も秀逸で、東野作品ではマイナーな部類にはいるが、非常に佳作だと思う。オススメしたい。)
■使命と魂のリミット (角川文庫)
読了日:09月12日 著者:東野 圭吾
(医療ミスに対する憎しみ、医者の使命、それらの現代的なテーマに書きあげた、いわゆる東野氏的には王道の作品。今月の他の作品は純粋なミステリー小説だったぶん、同期やトリックという所よりもむしろ、世界観や人間の内心に焦点を当てた。)
■ララピポ (幻冬舎文庫)
読了日:09月04日 著者:奥田 英朗
(真夜中のマーチとか、このララピポのような、奥田さんの下流小説が僕は好きなんですw)
■Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2010年 9/16号 [雑誌]
読了日:09月03日 著者:
(アスリートの本棚。)
■魔球 (講談社文庫)(再)
読了日:09月01日 著者:東野 圭吾
(かーなーり昔の作品。甲子園の最後の局面で投げられた魔球を軸に物語が展開する。主人公の一人称はなく、彼の行動言動を第二者、三者的な視点から最後まで書きあげる。不可思議な行動や殺人、新たな登場人物の出現、主人公の家族への想い、久しぶりに泣ける小説。これもマイナーな部類にはいるが、もしかしたら俺は東野作品で一番好きかも知れない。)
2010年9月の鑑賞メーター
観たビデオの数:9本
観た鑑賞時間:1012分
■フォロウィング
鑑賞日:09月30日 監督:クリストファー・ノーラン
(ノーラン監督の処女作。79分ちょいのミニシアターだけど、彼が今後メメントやバットマン、プレステージを作っていく中で核となる要素がちりばめられている。時間のトリックも巧妙。1度観ただけじゃ意味がわからない。)
■アルマゲドン(再)
鑑賞日:09月17日 監督:マイケル・ベイ
(何故この映画はこんなにも泣けるんだ。ベン・アフレックが若い!今月2位。)
■ヴィレッジ
鑑賞日:09月17日 監督:M.ナイト・シャマラン
(シャマラン監督でまだ観たことなかった作品。オチが全てのように捉えられがちなシャマランだけど、この作品もその部類に入ってしまう。舞台となる「村」の神秘性を核に、外の世界との隔離、語ってはいけないものの存在、世界観は彼のそれだった。嫌いじゃない。ただひとつ注文をつけるとすれば、サインでもそうだったけど、見せちゃいけないものを見せちゃいけないと思う笑)
■マリオネット・ゲーム
鑑賞日:09月17日 監督:
(犯人というか、黒幕は開始10分でなんとなくわかってしまうが、動機とか人間関係に関しては残り10分までわからないという、ある意味やられた感が強く残った作品。そんなに有名じゃないけど、人間の本質を捉えているし、何よりピアーズ・プロスナンが悪役という点でも、おススメしたいかな。今月3位。)
■シックス・センス(再)
鑑賞日:09月15日 監督:M・ナイト・シャマラン
(亮が映画を好きになったきっかけとなる作品は?と聞かれたら真っ先にこの作品を答えます。それで紹介は十分でしょう。敬愛。 てか、なんでこのタイミングで借りたんだろ… 今月1位。)
■トゥームレイダー 2 (再)
鑑賞日:09月08日 監督:ヤン・デ・ボン
(暇だったので家にあるDVDからこれをチョイスしたのは覚えてます。前から言ってるように、アンジー作品で一番好きです。)
■ポーラー・エクスプレス(再)
鑑賞日:09月06日 監督:ロバート・ゼメキス
(これも暇だったので、家にあるDVDからこれをチョイスしました。クリスマスイブのアニメーションです。僕は前にも言ったように、ディズニー作品(これはディズニーじゃないけど)とか意外と好きなんです。これはクリスマスが近くなったら誰かに貸します。ぜひぜひ。)
■ナイト ミュージアム(再)
鑑賞日:09月04日 監督:ショーン・レヴィ
(地上波で。ルーズベルト役のロビン・ウィリアムスがたまらんです。)
■プレステージ (再)
鑑賞日:09月04日 監督:クリストファー・ノーラン
(これも暇だったので家にあるDVDからチョイスしました。多分以前これはランクインしてると思うので割愛。)
<今月観た映画>
■ベスト・キッド
(以前ブログで感想を書いた気がする。新しいカンフー像を手に入れることができたし、新しいジャッキー像も垣間見ることができた。主人公のウィルスミスジュニアも好演してるし、映画館でぜひ観てほしい作品。)
■カラフル
(森絵都の小説をアニメーションにして映画化したものらしい。これも長い長い感想をブログに書いたので割愛。良い映画だった。オチは読めてたが、それに至るまでのストーリーが秀逸。)
■バイオハザード4(3D)
(言わずと知れた作品の最新作ですな。3の時もそうだし4の時も友人に連れて行かされました。3Dの出来栄えは今まで観た3D映画の中では一番よかったかも。)
■Split The Difference
(ミスチルのドキュメンタリー映画です。)
書籍、映画ともに9月は夏休みで暇なのでたくさん触れられました。
10月からはちょっと忙しくなるが、ペースは落としたくない。
まぁ普通にいつも通り週に2~3本観てれば大丈夫なんだけども。
卒論書かなきゃだから小説は減るかな。
今坂の上の雲読んでるから待っててくださいw
<通算の上位作品>
8月
1位 ダークナイト (再)
2位 告発のとき
3位 ハッピーフライト
9月
1位 プレステージ (再)
2位 ミスティック・リバー(再)
3位 LIMIT OF LOVE 海猿
10月
1位 007 慰めの報酬 (再)
2位 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (再)
3位 007 トゥモロー・ネバー・ダイ (再)
11月
1位 ミリオンダラー・ベイビー(再)
2位 バタフライエフェクト(再)
3位 転々
12月
1位 グラントリノ
2位 K-20 怪人二十面相・伝
1月
1位 チェンジリング(再)
2位 ノーカントリー(再)
3位 もののけ姫
2月
1位 バビロンA.D.
2位 その土曜日、7時58分
3位 交渉人(再)
3月
1位 サマータイムマシーンブルース(再)
2位 ザ・シューター(再)
3位 タキシード(再)
4月
1位 消されたヘッドライン
2位 インスタント沼
3位 トランスポーター3(再)
5月
1位 13F
2位 ペイチェック
3位 幻影師 アイゼンハイム(再)
6月
1位 ガタカ(再)
2位 リプリーズ・ゲーム(再)
3位 デュプリシティ
7月
1位 ザ・シークレットサービス
2位 ミュンヘン(再)
3位 イングロリアス・バスターズ
8月
1位 ユージュアル・サスペクツ(再)
2位 クラッシュ
3位 サマーウォーズ