トットナムVSマンチェスターU(プレミア第5節) | もう一つのAnother Story~みやうち official blog~

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社会人1年目、みやうちのブログです。ネタはミスチル、グランパス、ドラゴンズ、映画、書籍など趣味がもろに出ております…

両チームとも基本布陣は4-4-2で、


最終ラインを相当押し上げており、非常にコンパクトなので中盤でボール奪う=ショートカウンター気味になるから攻守の切り替えが相当早い。


これはプレミアに顕著だが、サイドバックあるいはセンターバックが攻撃の起点となることが多いため、両サイドバックは展開力がある(ユナイテッドのエヴラなんか典型例)し、ロングキックを多用してベルバトフあるいはクラウチの高さをシンプルに使っている。したがってロングキックをショートパスに負けないくらい多用するので非常にダイナミック。


その周りを絶好調の二人、ルーニーとデフォーが動き回る形。


<気づいたこと列挙>

・パススピードが速い(というよりもランスピードを落とさないような気のきくパスをする)

・全てのプレーを全速力でこなす(頭の回転も良い。走りながらラインやマークを見極めるレノン)

・ギグスのフリーキックえげつない

・これだけワイドに開いていても自陣でしっかりボールを回せるのはセンターハーフの受け方がうまいから

・ワンタッチ、ツータッチで必ずはたくからプレスからかいくぐれる

・縦パスの精度、スピードが半端ない

・ボールボーイの子供が、アウェイのユナイテッドの選手にボール渡すときは本気で投げるw


戦術的にユナイテッドよりもトットナムの方がグランパスの戦術に近いものがあるので、トットナム目線でみていたけど、レノンは反則。ドリブルがキレキレ。ああいうタイプは強いて言えば杉本だけど杉本は早いだけでうまさがない。


エヴラはレノンの裏を果敢に狙っていた。レノンは献身的に守備もするけどそんなにうまくないから。その分レノンとエヴラのマッチアップは世界最高峰だった。


強弱をつけるのがうまい(横と縦)(遅攻と速攻)


オシェイとフレッチャーの右サイドが完全に守備的なのでロビーキーンが左サイドで活きてない。てか彼はもともとFWだから中に中に入りたがるのでトットナムは左サイドが数的不利になって起点が作れない。だから左サイドの攻撃はサイドバック一人が担ってる状態。(守備の時はしっかりキーンが左サイドをケアしている)よってトットナムは中央かレノンの右サイドからの攻撃のみとなっている。ファーガソンの采配が素晴らしい。


だから攻撃時は4-2-2だけどボックス型になってるね。守備はフラットでゾーン敷いてるけど。


でもその分中盤のプレスの掛け合いはほぼ戦争状態w


要は止めて、蹴る、ダイレクトで狙った所に蹴る技術がこのレベル(W杯ベスト4)だと図抜けてる。結局はそこなんだよね。常に前を向いてトラップできるか。また前向いてトラップできるようなところに適切なスピードでパスが出せるか。


野球で言えば、けっきょくはキャッチボールが一番大事だってことだね。


後半も楽しみだ。後半はおそらく中盤が疲れで間延びする時間帯が出てくるだろうから、オープンな殴り合いになるだろう。どっちがより高い位置で食い止めるか。トットナムはビハインドでしかもホームなので、クラウチがポストした後のボールを死守してラインを常に高く設置すること。センターハーフは引き続き相当なハードワークが要求される。なるべくロビー・キーンは外で張って起点を作りたい。そうしないとレノン頼みになって守りやすくなる。晴れないならサイドハーフ専門の選手と変えてもいいかも。

ユナイテッドは開始50秒のデフォーのゴールは事故だとして、ゲームプラン通りに来ているのではないだろうか。アンデルソン、スコールズとルーニーの縦の関係が尚も効いてくれば3点目も期待できる。守備はレノンに集中しすぎてボールウォッチャーになって早いクロスに対応できてないシーンが見られるのでそこは注意したいところ。


ちょっとでも中盤で隙ができたら直接それが得点につながるくらいプレッシャーの質が高い。



…なんのために、誰のためにこんな日記書いてるんだ??とにかくおもしろい試合です。



マンCとアーセナルもやばかった。デントナーがちょっと期待外れだったな…ロシツキーは最高だった。マンCはあのメンバー+ロビーニョ、テベス、サンタクルス、エラーノでしょ…アーセナルちょっと厳しいなリアルにシティは強い。


俊輔のエスパニョールとレアルの試合みたいなぁ…wowow今日くらい無料放送してくれたらいいのに。