九〇年夏、大阪に所在する教会内で第一回の対策会議が開かれ、フィリピン研修生12 名が参加した。
研修生のまとめ役は、後に日本の組合に加入し、分会委員長となったエマさんである。
この議論のなかで最大の課題となったのは、労働基準監督署に労災申請をした場合、「研修生は労働者ではない」ということから、労災適用を受けられないのではないか、労災の適用があったとしても入管当局に通報されるのではないか、研修生が「労働組合」を結成した場合には、「資格外活動」と判断され、入管当局による摘発のおそれがあるのではないか、ということであった。
研修生のまとめ役は、後に日本の組合に加入し、分会委員長となったエマさんである。
この議論のなかで最大の課題となったのは、労働基準監督署に労災申請をした場合、「研修生は労働者ではない」ということから、労災適用を受けられないのではないか、労災の適用があったとしても入管当局に通報されるのではないか、研修生が「労働組合」を結成した場合には、「資格外活動」と判断され、入管当局による摘発のおそれがあるのではないか、ということであった。