外国人研修生は、彼らが労働者としての権利を主張すれば、「資格外活動」として強制退去と刑事罰を受けるおそれもある。

このような入管法制と労働者保護法制との矛盾のなかで、九〇年、フィリピン研修生九名が労働組合を結成した。

彼女らは、日・比合弁会社(実態はペーパーカンパニー)から派遣された27名のキーパンチャーのうちの9名である。

フィリピンでの研修契約によれば、「研修手当は月650ドル、作業時間は一日八時間、休日祝日は休み」となっていた。