以下の文章は、筆者の創造した並行世界の話です。
あくまでも創作であり実際の出来事とは直接関係はありません。

久しぶりのパラダイス戦記

 

世界中にコロナという名のウィルスがばら撒かれ、わが国ではDSに操られるように飲食店の営業停止、不要不急の外出を控えろという準戒厳令が発布され非常に息苦しい世界が誕生して3年が経過した。

最近になって世間では、変異を繰り返したコロナウィルスはインフルエンザウィルスより危険性が低いと認知されてきた。
相変わらず腰の重い政府と御用学者は自粛自粛と五月蠅い、国民を馬鹿にするのも大概にしてもらいたいものだ。

そんなある日3年もの間遠ざかっていたパラへの遠征オファーが舞い込んできた。
ここ県都Nより西へ600km。国境の地域パラを拠点とするテロリスト集団の討伐依頼だ。
早速、遠征チームを編成する。
急な招集ということもあり、今回は4名の隊員の内2名が新顔という構成になった。

新顔といっても1名は他のチームで十数年訓練を積んだベテランであり、ここ数年合同訓練で顔を合わせているので問題は全くない。
もう一人は・・・・・新兵だった。
が、期待の新人らしい

2020ピックアップ予定時間
 音沙汰なし
 非追跡型の電子ボードを確認すると期待の新兵が・・・

予定の1時間遅れで無事ピックアップしてもらい600km先のパラへ
通常特殊部隊はヘリで移動するのだが、我々は予算が隠密行動のため特殊車両で移動する。
1時間遅れで出発したのだが、ほぼ予定通り明け方に最初の戦場に到着した。

薄明りの中、ナイトビジョンに浮かび上がる敵兵の・・・・

いない

どこを探しても俺の目には敵の姿が見えない
いなければ移動だ。

敵地の最深部へ侵入を試みる。
ここは以前、俺たちチームαの隊長Iが21人連続で虐殺した思い出の地だ。
そういえば俺も外道のOKOZEを捕獲し居合わせた現地のポリスに引き渡したことがあった。また、捕獲に失敗し装備の一部「9判」だけを取得したこともあった。
激熱のポイントだ。

ここはテロ組織AORIだけではなく、様々なテロが集まってきて常に戦闘が絶えないポイントであり、そのテロ組織に対抗して全国からアンチテロをかが掲げたチームが集まってくるところだ。
早速索敵を開始する。

少年兵を発見!

スリーバーストで見えている少年兵を狙うが、なかなか強かなやつでヒットしない。
近くに被弾した様子を見に来るのだが、相当弾幕を潜り抜けているのか慎重に対応しているように見える。
少しずつ射座を移動する。
少年兵がちらほらと見え隠れする。
狙いが定まる前に姿を消してしまう。

近くで他の部隊がAORIの先兵を捕獲したようだ。
焦りが募る。
隊長Iが虐殺した現場に向かうことにした。
敵に気づかれないように匍匐で進む。
先行し身を潜めている他の部隊の隊員が道を開けてくれる。

急に目の前が開けた。
ここが例の虐殺現場だ。
身震いを禁じ得ない。

早速、索敵を開始する。
姿を現したが、近寄ってはこない。
もう少し身を隠して索敵を続ける。
よし!射程に入った!
トリガーを引く
グングングン!
心地よい抵抗を楽しみ軍曹レベルのAOIRIを捕らえる。
携帯用に用意した小型の捕虜収容所に放り込み次に備える。

さっきのポイントから死角になっている場所へ少しだけ移動
姿は見えないが気配は感じる
ダンダンダン!
横から引っ手繰るように銃弾が撃ち込まれた
すかさず反撃するが手ごたえがなく気配も消えてしまった。

隊長Iの指導の下、期待の新兵がAORIを捕獲したとの一報を受け、気合が入る。
気合より焦りのほうが上か・・
遠射をしながら広範囲に索敵を開始すると時を経ずして黒い影が姿を見せる。
警戒をしながらこちらを伺っているようだが、既にこちらの射程に入っている。

ダダダ!
スリーバーストで銃弾を叩き込み勝敗は決した
2杯目の捕虜を収容する。
無論、収容前に入れる前にイカばさみを使って仲間の居場所を吐かせたことは言うまでもないだろう。
ただ、居場所は分かったが、この日このポイントでは俺の前に姿を現すことはなかった。

膠着状態が続き待機時間が長くなってきた、チームのメンバーにも疲労の色が見え始めた。
栄養補給と休息が必要だ。
今回はレーションではなく、オフィーサー共がギャングを掃討した際、お祝いによく食べるというその名もギャングというらしい。
人気らしく既に数人の将校が集まっている。
目の前にあるギャングはご褒美で食するにはぴったりの豪勢で美味そうな様相を呈していた。



俺の参画するミッションは、ほぼ美食が付いているのだが、これはその中でもかなり上位を占めると言っていい。
俺の本当の目的のひとつハニーの調達と新兵器の調査だ。
ここの精密兵器ハニーは一度使うと他の兵器が使えなくなるくらい精度が高く素晴らしい。
国内のガンスミスではピカ一だと思う。俺周りでもファンが多く、毎回いくつも頼まれるのだ。


新兵器の調達も済み次の戦場へ向かう。
この前線は依然大物将校を捕縛した事があるのだが、戦場の形状が変わってしまってから芳しい実績が得られていない。
新兵を伴い少し高い場所に銃座を構え索敵を開始する。

直ぐに反応があった。
索敵場所に姿を現したのだ。
若いが下士官、軍曹クラスか、ただ単独でしか確認が取れない。
姿を現しては、こちらに一発発砲して離れていく。
ヒットアンドウェイがしっかりと叩き込まれているようだ。
激しい交戦もなく姿を見せなくなってしまった。

神出鬼没のテロ組織を相手にしているため、少し交戦しては別の前線に移動し、AORIを捕獲することが今回のミッションなのだから移動は迅速に行われる。
いよいよベースキャンプの近くにある戦場へ移動、戦闘開始。
慎重に索敵するも異常なし。
一旦ベースキャンプへ戻ることに

つづく