ドイツは遠い!
日本にも「四日市」とか「十日町」という地名があり、信長・秀吉の昔には楽市楽座の制度が確立していて「市」は交易の重要な地位を占めるようになったと歴史の教科書などには書いてあった思う。
欧州では中世から都市国家が成立するにあたり、都市の中心に教会の尖塔と行政府があり、そににマーケット広場が必ずあった。ドイツではMarktplazと言われるところで、これが商形態の中心となっており、日本の市の位置づけよりもずっと重要な意味合いがあったと思われる。
日本で晴海の見本市会場であったものが幕張メッセと東京ビックサイトとなって展開されたのがここ30年であることを考えると、日本人よりも欧州の人たちが見本市や展示会を商形態の主流と考えていたことが理解できるような気がする。
日本では「飛び込み営業」と言われるいろいろな勧誘や営業の形態は、ドイツなどではまずあり得ない。普段はネクタイなどせずラフなカジュアルで仕事をしている人が、いろいろな訪問者を受け入れる日を、たとえば毎週火曜日と決め、その日はネクタイ・スーツ姿で出社ということはよく見かけるが、基本的に自分の仕事場に人を呼び込まないという傾向がある。外来者は自分の領域に簡単には招き入れないということかも知れない。
ところが、いったん見本市などに出ていくと、その場は最大のビジネスチャンスの場となるので一転して積極果敢にいろいろな人と接触する。また、そこに来るであろう人同士が連絡を取り合いその会場で落ち合って「やぁ、やぁ!」となる。
2年に一度開催されるwww.anuga.com/ という世界最大級の食品展が明日からケルンで開催され、これを目当てに来たのだが、KLMが出鼻をくじいてくれたので、ドイツがとても遠く感じた。
午後アムステルダムに着いてデュッセルドルフ(DUS)行きの便に乗り継ぎ、DUSには夕刻に到着。そこから電車でケルンから3っつ4っつ離れた駅のところにある小さな町のホテルに落ち着いた。
この時期、ケルンでホテルをとることはまず不可能で、ケルンからかなり離れた田舎町の、日本で言ったらアパホテルか東横インが一泊朝食付きで200ユーロとなる。
需要と供給の関係だからしょうがないけれど、ムッとする。