ナイロビより 6 | Hardnutのブログ

ナイロビより 6

アフリカ人はちっと生活が安定して食べる心配がなくなるととたんに太りだすのをよく見かける。財をなしある程度社会的地位を得た人はでっぷりしている人が多いが、彼らの多くが痛風か糖尿病を持病として抱えている。

痛風や糖尿病というのは贅沢病と言われ、高価でおいしい食材を多く食べるとかかる病気ということでそう呼ばれる。痛風は英語で「Gout」というが、ある人いわく痛風には「Richmen's Gout(金持ちの痛風)」と「Poormen's Gout(貧乏人の痛風)」の2種類あり、霜降り牛肉・フェアグラ・キャビアなどを食べ過ぎて罹るのがRichmen's Gout。そしてホルモン焼き・レバ刺し・イワシの内臓などが原因となるのがPoormen's Goutということになる。


ニャマ・チョマ(焼肉)を食べに行って肉を注文するのは普通のプロセスだけれど、その際「Una Mutura?」あるいは「Mutura iko?」と聞く。どちらも「Muturaはあるか?」という意味で、この質問を外人が発すると相手の表情が「オヌシ、只者ではないな!」となる。

Muturaというのはキクユ語でヤギの腸詰のことでスワヒリ語ではMatumboとなる。彼らの肉のランキングは、下位から上位へ、鶏・豚・牛・ヤギとなりニャマ・チョマというば普通はヤギ肉の焼き肉をさし、その中でも心臓の血を詰めて血管を爪楊枝でふさいだ「心臓サラミ」、小腸をさっと洗ってレバー他の内臓細切れを詰めたのが「Mutura」。ちなみに、ヤギのぽろぽろウンコが外界へ排出される直前のものをそのまま焼いた「Mara」というものもある。とにかく、ムトゥラはみんなの一番の好物なのだ。

驚くことはない。ライオンなどの肉食動物が狩りをして一番最初に食べるのは草が半分消化し掛った草食動物の小腸で、その他の臓物がその次で最後が筋肉なのはご存じだろう。だから、ライオンは草食動物でという人もいるくらいだ。ん?いないか。


ケニアに来たばかりのころはこの独特の匂いのMuturaは食べられなかったが、そのうち病みつきになった。クサヤやドリアンなどで似た経験をする人がいるようなものか。

一昨日のニャマ・チョマでのれを食べながらビールをグビグヒやったらテキメンで、ふくらはぎからくるぶしにかけての下肢がジンジンし出している。痛風近しのサインだ。やばい!


さて、これからタンザニアへ向けて出発だけど、足のジンジンが気にかかる。