We are the world ! | Hardnutのブログ

We are the world !

中学2年生だった1968年、初恋の彼女にビアフラ戦争で餓死に瀕した子供の写真が掲載された新聞記事を見せられて「わたしたちもこの人たちのために何かしなければならないのではないか」と云われ、彼女がなんだか遠い存在に感じられた記憶がある。

あの戦争がきっかけとなって餓死に追い込まれた人は200万人とも言われ、骨と皮だけに痩せ細ったアフリカ人の子供の写真は痛ましく、衝撃的だった。


ケニアに住んでいた1984年、隣国エチオピアを旱魃が襲い大量の難民が発生し、このニュースが世界に配信された。1984年のクリスマスにこれを米国で見ていたハリー・ベラフォンテが先日急逝したマイケル・ジャクソンやクインシー・ジョーンズに声を掛け、M.ジャクソンとライオネル・リッチーが共同で作詞作曲の「We are the World」の曲が完成した。ただちにUSA for Africa(United Support of Artists for Africa)の活動としてクインシー・ジョーンズのプロデュースで1885年にこの曲がリリースされ、♪We are the world,,,の世界的大合唱となり、難民の映像と難民キャンプへ爆撃のように貨物機から食料を投下する映像などが繰り返しメディアを通じて流された。


日本政府も緊急援助を決め、数量は不明だが、当時、食管制度で余っていた古古米を援助した。

数ヶ月後、2kgの紙袋に詰められて「Japanese Rice」と書かれた米がナイロビのスーパーなどの店頭に並んだ。本当の話で、モンバサで陸揚げしてエチオピアへ運ばれるものが、どう云う訳かケニアで流通したのだ。


数年後、日本の芸能人の間で「アフリカに100万枚の毛布を送ろう」というような活動があったようだが、日本からの毛布は見かけなかった。


餓えたアフリカ人の子供の写真を見せられたら誰だって「何かしてやりたい」て思うのは極自然な感情だろうが、なかなか簡単にこちらの気持ちは伝わらないし即効性のある対応は難しい。

それと、逆にこの手の写真を使って「救済されなければならないアフリカ」を強調されるのもあまり気持ちの良いものではない。