Endangered Species (絶滅危惧種)
1998年頃と記憶するが、ケニアの代表的な日刊紙に面白い投書が掲載された。
当時、モイ政権が20年以上続き権力腐敗で援助も滞り経済が停滞して沈うつな状況が続いていた。その投書は生活の困窮は生死を左右するところまで達していると思った投書主が、野生動物のEndangered Speciesのことが話題になっているが、このままでは我々こそが死に追いやられてしまうEndangered Speciesだというのが主張であった。こう云うことを投書する感性もユニークだが、これを掲載した編集者の感性もユニークで楽しいと思う。
最近、仕事の関係で大田区工業振興協会というところにコンタクトをとり、鋳物の会社を紹介してもらいいろいろと技術的なことを教えてもらう機会があったが、薀蓄というのかあの技術・知識の蓄積は凄い。ただ、この60歳を過ぎた方には後継者がいない。
さらに、現在の不況のあおりで多くの町工場が廃業に追い込まれているが、一旦絶滅したら二度と再生できない技術・知識を持った人たちの会社の多くが倒産したり廃業に追い込まれている。
現在の日本の農水林業も30年後はどうなってしまうのだろうか。社会保障も医療もだ。
30年後、50年後、アフリカ人はしなやかにタフに生き残るかもしれないが、日本人の方がどうなっているかわからない。