アメリカの「独立運動(戦争)」を批判し、「アメリカはイギリスによって守られている。アメリカに対する権利侵害はなく、独立運動家は似非愛国者である」と主張していたサミュエル・ジョンソンは、「愛国心はならず者たちの最後の隠れ家だ(Patriotism is the last refuge of a scoundrel)」と言ったそうです。
但し、ここでの「ならず者」は「似非(自称)愛国者」であって、
[愛国者]=[ならず者]
ではなく、あくまでも、
[愛国心を隠れ蓑にする人]=[ならず者]
です。
なので、現在の米国が「ならず者国家」かどうかはさておいて、サミュエルに言わせると「USAはならず者によって成立した国家で、似非愛国者の隠れ家」です。
「隠れ家」とは、例えば「犯罪者」が罪を犯し被害者がいる場合、その犯罪者は被害者やその周辺の人から制裁を受ける可能性があります。そこで犯罪者が考えるのは「刑務所に収監される事」です。そうすることで「刑務所」は「ならず者たちの最後の隠れ家」となります。
「(愛国者を騙る)ならず者」は悪党であり刑務所を活用することは出来ますが、「愛国者」とは何の関係もありません。「刑務所」や「愛国心」を活用しているだけです。
「刑務所」に収監されながら犯罪の指揮を執る事も、カネ次第で可能な国もあるようですが、日本の刑務所が「犯罪者の指令部」になることは難しいようで、政治家の場合は「病院は政治家の常設の隠れ家」と言えるかも知れませんww
何れにしても、「刑務所」「病院」「愛国心」は国家・国民の安全を保障(保証?)するには必須アイテムで、これらが無ければ国の運営は出来ません。
「愛国心」は、多民族国家では異民族同士を結び付けるのに有効ですし、単一民族国家にしても、「愛国心」が無ければ国外に資産を移して脱出する可能性が有ります。裏金メガネの言う「(移民に)選ばれる国になる」とは、「ならず者の最後の隠れ家になる」ことを意味しているのかも知れません。
たとえ国家の方針で移民になったとしても、「愛国心や祖国愛」が無ければ、移民先で「ならず者」となって、当事国や祖国に迷惑を掛けるかもしれません。
逆に祖国愛が有れば、祖国が侵略者から攻撃を受けた場合に「愛国心は最後の砦」となって、直接ではなくとも、後方から援護してくれるかも知れません。