イギリス人は、神から与えられた「明白なる天命(マニフェスト・デスティニー)」によってアメリカを統治し、満州人は「天命が下った」としてシナ大陸(清朝)を統治することが出来ました。

 「北アメリカ」の大半は「イギリス人」が支配し、その後「アメリカ合衆国」として勝手に独立しました。米国には多くの元イギリス人が残っているのですが、「独立以降」は米国人です。当然乍ら、米国を元イギリス人が統治ししたからと言っても、英国(第二帝国)に対する領有権は米国にはありません。

 「満州人」は「支那大陸」の大半を支配して、その後「大清帝國」が成立しました。大清帝國滅亡後に「中華民国」が成立し、大日本帝国の保護により溥儀は満州国(大清帝国の聖地)で皇帝(康徳帝)に即位しました。中華民国には多くの満州人が残っていたのですが、以降は中国人です。当然乍ら、例えシナ大陸を「元満州人」が統治したからと言っても、満州に対する領有権は中華民国にありません。なので、満州帝国の成立は国際法にも準拠しています。

 孫文や蒋介石は、「漢民族による国家の再興」の為の援助資金を日本から受け取りながら、アメリカによる工作もあって中華民国成立後は、諸外国と同様に条約を結んで住んでいた日本人と敵対するようになりました。

 更に、ソ連の裏工作による中国共産党も加わってシナ事変が本格化し、後の「大東亜戦争」や「太平洋戦争」に繋がり、アメリカの原爆による「民間人大虐殺」を以って終戦を迎えました。

 戦後シナ大陸では、共産党が満州・蒙古・東トルキスタン・チベットに攻め入り民間人を虐殺することで手中に収め、大陸を追い出された(中国)国民党は台湾で「中華民国」を成立させ、台湾人を虐殺しました。

 今は、満州に「満州人」が存在しているかどうかも分からなくなり、「中共が満州(中国東北部)を不法占拠」しています。これを米英関係になぞらえると、「米国が英国を不法占拠」していることになります。

 アメリカは、単にインディアンを虐殺し土地を奪って成立しただけなのに、「独立戦争でアメリカをイギリス支配から解放した」事になっていて、これがアメリカの正統性を担保しているかのように振舞っています。中国共産党も「日中戦争によって満州を日本支配から解放した」と嘯いています。

 「ウイグル自治区(東トルキスタン)」「チベット自治区」「内モンゴル自治区(南モンゴル)」は、現在でも其々の民族が多少は残っているようなので、インディアンが少しだけ残っているアメリカ合衆国の成立に正統性を主張するのなら、アメリカは「中国共産党による侵略地の統治権は正統である」と認めざるを得ないかもしれませんww