何やら、最近の「中共支配地域」では、一部の「原子力発電所」が事故で停止したり、地球温暖化防止の為に「石炭火力発電」を停止したと(強弁)して、「原始力発電」に頼っているそうです。その煽りを受けて工場では、
・太陽が出てくると働き始め、雲に隠れると休む。当然、沈むと終業。
・風が吹くと働き始め、無風で休む。当然、深夜に風が吹くと夜なべ仕事。
まさに、人間らしい「原始力発電」です。今まで私は、何故「環境活動家が、CO₂最大排出国(世界の30%)の中国に対しては口汚く罵らなかった」のかを疑問に思っていたのですが、やっと理解する事が出来ました。グレタちゃんの先見性にも敬服します。
ところ変わって、小石河人民共和国の「原始力発電」拡大に期待していた人には、残念至極だと思います。
「原始力発電」では、夕方から明朝迄の間が無風状態の時には、原子力や火力などの安定電力で「通常発電」しなくてはならないので「基盤電力設備」を廃止できない上に、日差しが強い時や風の強い日は「給電休止」が必要になり、定常運転が不可能な為に燃料以外の経費は増加します。
ところが、この「電力安定化」に必要な、余計な経費や設備償却費は「原始力発電」の経費には加算していません。また、「原始力発電」には税金を注入する一方、「火力発電」には炭素税を付加する事まで考えているようです。
現在の「原子力発電」も同様に、「原油埋蔵量30年限界説」のプロパガンダから始まり、税金投入によって「安価な安定電力」を装っていました。しかし、CO₂発生量は「ライフサイクル」を考えると「石炭火力」と大差はなく、「ガス発電:GTCC」よりも劣るとさえ言われ始めました。
生物界は「C⇒CO₂⇒C⇒CO₂⇒・・・・」の繰り返しでしか無く、高効率化され最適化したシステムでは、どのように迂回しても炭素消費量は不変です。水力発電でも、この軛からは逃れる事は出来ません。使用するコンクリートは当然CO₂を大量に発生した結果ですし、空から落ちて来る「水」も「温度」が原料になります。
若しも、火力発電での「CO₂による温暖化」が事実で降雨量が増えても、水力発電で回収できます。当然、ダムは大規模な森林を破壊しながらも、治水の役割は果たします。
「太陽光パネル」の主原料であるシリコンは、大量の電力を使用した結果の産物で、奴隷労働を利用しなければ安価には製造できません。勿論「奴隷」自身もCO₂を排出します。その「奴隷」よりもCO₂を大量に排出しているのは、消費が過大な金持ちです。
もう直ぐ「民間人の宇宙旅行」が一般化して、一人当たりのCO₂排出量は見当もつかない程の量になると思われますが、「反対運動」は起こりません。
世界を動かしている人。そのオコボレを頂戴している人に乗せられて、環境保護活動をしたつもりになっている人。その人に騙される奴隷のような人。
女性首相によって「原始力時代」に終止符を打って欲しかったのですが、現状はまだまだ続きそうです。