厚労省報道界隈では、日本で「新型コロナウイルス」の「英国変異株」に続いて「南ア・ブラジル・フィリピン・日本の変異株」が蔓延するかも知れないと騒がれています。これは、言い方は兎も角、自然現象としては「良い方向にある」と言えます。「言い方」とは、そこには本家本元である「中国・チャイナ・武漢」の名前が無い事ですが、いつもの事なので気にしないで先に進みます。

 報道で騒がしい「変異株」発生国の「過去最多陽性者数」と「直近の陽性者数」は、

国名   :過去最多陽性数(日付)⇒4月3日の陽性数(千人)

英国   : 68(1月 8日) ⇒ 3.4
南ア   : 22(1月 8日) ⇒ 0.8
ブラジル :100(3月25日) ⇒43
フィリピン: 15(4月 2日) ⇒13
日本   :  8(1月 8日) ⇒ 2.8

で、「変異株による急増」は確認できません。日本の場合の「重症者数」も、1月26日時点の1043人から4月2日時点の408人と、半分以下になっていて、ベッド数には余裕が有る筈です。それでも心配なら、ベッド数を増やせば、重傷者数が数倍に成っても問題は無いと思います。

 通常は、生物は絶滅を避けるために環境に合わせて変異を繰り返し、現存する生物が最も現在の環境に適合した「進化形」と云う事になります。「自然の原理は正しい」と仮定すると、生物は蔓延する為に変異を繰り返すので、経験則から「弱毒化する事により蔓延が可能になる」と言えます。その究極が「宿主との合体」か「宿主に対するステルス化」です。逆に「強毒化」すると、宿主と共に自滅してしまうので「自然の法則」に逆らう事になります。

 人間も、無い智慧を絞ってここ迄「蔓延」してきましたが、幾多の生物が犠牲になりました。しかし、米や麦、ブタやニワトリなどは寧ろ人口増と共に増え続けています。これは、人類が二酸化炭素を大気中に戻したお陰かも知れません。ウイルスも賢い「モノ」で、将来性のある生物に憑りつき、自らの繁栄を目指しています。その手法は「宿主を生かさず殺さず蔓延する」事です。

 多くの「高等生物」の細胞は「ウイルスとの合体」で高機能化に成功したと言われています。また、帯状疱疹の病原体である水痘ウイルスはステルス化に成功し、ヒトの免疫力が弱まった時に帯状疱疹として発症します。それは、ウイルスが宿主の死期が近いと判断し、新しい宿主に乗り移る準備段階と言えます。

 つまり、「最も進化したウイルス」は、宿主を主体的には殺すことなく、宿主の過剰防衛を避け、宿主の自然死期を見定めて「蔓延」の機会を狙います。細胞が弱体化(老化)した時には、本来は「アポトーシス(自死)」によって処理されるのですが、人体そのものが弱体化(老化)してその機能が弱まった時には「ステルスウイルス」が入り込み、増殖を遂げて症状として表れます(自論)。

 「武漢ウイルス」の変異株による致死率は、一説によると変異前の1/10程になり、感染力を2倍程度に増強する事に成功しているそうです。

 そのうち「武漢ウイルス」もステルス化し、健常人に対しては無害(今でも健常な若者には無害)になり、更に、ヒトの細胞にとって都合が良ければ「一体化」も考えられます。事実として、「武漢ウイルス」の蔓延で「インフルエンザウイルス」の猛威は抑えられ、日本では例年の「様々な原因で死ぬ総死者数を9千人ほど減少させる」薬効のある、まさに”和漢薬”になったと思われます。若しかすると将来は、日本人の細胞に取り入れられて「敵対ウイルスキラー細胞」として定着するかも知れません。

 これを「mRNAワクチン」と称する「人工ウイルス」を利用して排撃すると、自然の機序が乱れて「株の変異」では間に合わず、「変異種」の誕生を誘発・促進するかも知れません。「変異種」では、「変異株」とは違い、構造や機能が大きく変化して宿主が対応しきれなくなると、大きな被害をもたらします。

 

 


 過去の定義通りの「ワクチン」ならば、それは当該ウイルスの成分そのものなので、ウイルスも自然に「変異株」で対応し、弱毒化して蔓延を果たす事になります。

 これを「進化」と言うのであって、「ゼロコロナ」の様な宗教的妄言は自然秩序の破壊をもたらすだけです。

 自然の多様性を認め、自然に謙虚で有る事が唯一の、パンデミックの解決策です。