そもそもフォロワーを増やす必要はあるのか?
TikTokをやっていると、気づけば「フォロワーを増やさなきゃ」という感覚に飲まれていきます。
数字が伸びている人を見ると焦り、伸びない日が続くと自分が取り残されている気がする。
でも、そもそも本当に“フォロワーを増やす必要”はあるのでしょうか。
今回は、その根本の部分を思想として軽く整理していきます。
まず最初に言えるのは、「フォロワーの数=価値ではない」ということ。
現実問題、フォロワーが多くても投稿が見られない人もいれば、少なくても毎回数字をとる人もいます。
つまり、フォロワー数は“指標の一つ”であって、“目的の全て”ではありません。
そこを混同すると、運用の軸が一気にブレます。
次に、「フォロワーを増やす必要があるか」は、目的によって変わります。
・作品を見てほしい → 数は必要ない、濃さが大事
・ブランドを育てたい → 世界観の統一が最優先
・収益化をしたい → 数より再生維持率
・インフルエンサーになりたい → 数が必要
というように、目的ごとに“必要な数字の種類”が違う。
つまり、「フォロワーを増やすべきか?」という問いは、
「自分は何のために投稿しているのか?」
という問いとセットで考える必要があるわけです。
思想的に言えば、フォロワー数を軸にしてしまうと、運用は苦しくなりがちです。
数字は日によって揺れるし、運も大きく関わる。
そこに心を置きすぎると、クリエイターは簡単に疲れてしまいます。
数字は“後からついてくるもの”にしておいた方が長く続けられます。
また、「フォロワーが増える=正しい」というわけでもありません。
時代的に、量よりも“好きでいてくれる人の濃さ”が重要になっています。
100人でも熱いファンがいるアカウントの方が、10000人の薄いフォロワーより強いことも普通です。
TikTokはとくに、“濃いコミュニティ”があるアカウントが長期的に伸びます。
さらに、フォロワー数を追いすぎると、“本当に作りたいもの”から離れてしまうことがあります。
他人の数字を見て企画を寄せると、一瞬伸びても、自分が疲れて続かなくなる。
結果として、「何がやりたいのか」が見えなくなることもあります。
逆に、フォロワーを目的にせず、
「自分が好きな世界観を出す」
「作り続けられる環境を作る」
「小さくても刺さる人を大事にする」
という思想を持つ人は、結果としてフォロワーも増えやすいです。
“目的ではなく副産物として増える”ほうが、自然で強い伸び方です。
結論として、フォロワーを増やす必要があるかどうかは人それぞれです。
ただし、思想としては
「フォロワーは目的ではなく、行動の結果として増えるもの」
というスタンスが最も健全で、かつ長期的に強いアカウントを作りやすいです。