不快指数100。

映画秘宝のムックで知らなければ、おそらく観なかっただろう。観客にとって不快な嫌がらせのような場面がラストまでひたすら続くホラー、恐怖映画だ。ただ、製作者側も性暴力の恐ろしさを描く意図だったので、その点では成功したとも言えてしまうのだ。麻薬中毒者の男二人と一人の色情狂の女によって行われる性の逸脱行為は、遂に殺人に至る。それは直接的露骨には描かれないのだが反社会的、反モラルな彼らの行動は許しがたく、観客の良心を踏みにじったのだ 。復讐者である犠牲者の親はそんな一般人たちに変わって 輩を血祭りにあげたとも言える。 だが、肝心の男たちをけしかけた女はまんまと逃げ延びる。そし知らぬ顔で、その魔性をベールで覆い隠す女。ひねくれた結末に条理ならざる世の定めが、グロテスクに浮かび上がる。