林檎プロモーションについても、登記簿を中心に調べていきます。
◇昭和61年1月10日登記―同日設立。本店は東京都新宿区である。
当時女性タレント1名と役員3名の4人でシングルレコードを発売するなどの
芸能プロダクションとしての活動をしていたが、登記簿からも本当であったことが分かります。
また、女性役員が当時出版した本によると、林檎プロモーションの設立は当時創栄出版の社長であった五井野宏氏が行い(筆頭株主でしょうか?)、経営は女性達に任せていたが実態は深く関与していたと推測される。
このあと本店移転と役員変更を何度か行っていますが、予約金問題に関連することを記述します。
◇平成8年3月11日登記―平成8年3月8日に突然、代表取締役に五井野宏氏と取締役窪田和人氏が初めて就任。
◇平成10年12月28日登記―平成10年12月15日に本店を、現在でも本店所在地である山梨県北杜市に移転。
◇平成12年12月8日登記―平成12年6月30日に監査役に五井野某B氏が就任。
◇平成13年8月29日登記―平成13年6月20日に代表取締役五井野宏氏、取締役窪田和人氏、取締役五井野某B氏、監査役窪田某D氏が就任。
この後の役員変更は一気に平成20年になる。
途中の時期でもあったことだが、任期ごとの登記やその日付の連続性など不備が多い。
新会社法の成立により、役員は1名でもよくなったために次の登記を行ったようである。
◇平成20年10月9日登記―平成20年5月20日代表取締役窪田和人氏が就任。
現在林檎プロモーションの役員は彼1名である。監査役もいない。
少しわかりにくいかもしれませんが、重要なのは窪田和人氏が初めて役員に就任した時期です。
整理しますと、平成8年3月8日は前回の記事にも書いた通り、窪田氏が創栄出版の役員に就任した(2月29日)登記が行われた日である。
つまり窪田氏は、平成8年2月29日に創栄出版の役員に就任し、3月8日には林檎プロモーションの役員にも就任し、そして創栄出版は6月18日に解散となっている。
窪田氏は平成8年以来ずっと林檎プロモーションの役員であり、平成20年には代表取締役に就任している。
林檎プロモーションの登記簿の調査からも、窪田氏が「買収(吸収合併)した」(あるいは乗っ取った)ということが推定される、という結論です。
次回は、創栄出版及び林檎プロモーションそれぞれの出版物をもとに、実情を検証していきます。