まんま、かの国の話。なんとタイトルバックに国そのものが映し出される思い入れよう。
 主要キャストに監督はじめ主要スタッフはほぼオーストラリア人。

 この国を扱う話なら、避けて通れないのがアボリジニ。個人的に、オーストラリア人(英国人)は、かなり強引に、しかも残虐に国を支配してきたというイメージがあるので、複雑な思いで観ていたが、都合よく、男の子らを配置してあるだけで、そこへの深入りはない(ないわけではない(^_^;))。
 ついでに言うと、日本人の攻撃シーンがあり、もうこの辺は、ほとんど「パール・ハーバー」かよって感じですが、日本人でも、オーストラリアまで、日本軍が遠征していたことを知らない人も多いだろうから、まあ意味はあるか。

 話はいたってシンプルだ。むしろ過去の複数の作品をくっつけて作ったんでは?とも思えてしまう。
 ラーマンまさかの、正攻法だが、結局こうなるなら、ミュージカルにしちゃえばよかったんだろうが。まさか本気でオスカー狙ったわけじゃないだろうに。。。
第1章を観て、ポカーンとしてしまった。周囲の、特に年配の夫婦なども皆、同様に見えた。

 その後、原作を読了し、雰囲気をつかめた。しかし、それでも本作の、作者の言いたいことがわからない。
 ノスタルジーか?友情か?確執?未来?

 結局、原作も読んでいて、集中力が途中で切れた。周囲に読了された方が多かったので、いろいろ聞いていたが、皆、同様に優れた作品と認めつつ、題材の煩雑さに疑問を持っていたようだ。
 読みつつ、もはやトモダチの正体などどうでもよくなってしまうのだ(笑)。

 さて第2章です。そんなわけで、前作とは心構えが違い、なかなかに楽しめることができました。
 とにもかくにも、原作を再現した完璧な映像化に感嘆せざるをえません。
 堤監督をはじめとしたスタッフの優秀さ、美術、キャスティングの素晴らしさ(有名女優でなく、平愛梨や木南晴夏の起用は最高!)は特筆に価する。

 ま、原作がアレなんで、これ以上を望むのは野暮です。
 なわけで、未読の方は、今回もポカーンとしてしまうのは止むをえません。
 
 ハリーや、ロードオブザリングの登場以来、原作未読者には、鑑賞するのが辛い作品が増えたなあ。
  過去何度も(?)TVドラマやドキュメントで紹介されている、旭山動物園の復興話。

 これも何度も話すが(笑)、自分が北海道にいたときは、死んでた。
看板みて、こりゃあかんやろ、って見向きもしなかった。まさかの復活は素晴らしい。

 キャストが地味。TV版よりは少なくとも豪華にせにゃあかんでしょ。特に若者枠。
 内容も、壮年じっちゃんたちが、楽しそうなだけで、抑揚なく退屈。
 西田敏行が孤軍奮闘してますが、この本じゃ、どうしょうもない。
 焦点が人間に置かれすぎ、ダイナミックな復活劇が置き去りにされた。

 そもそも監督のマキノ雅彦(津川雅彦)がダメだ。名門マキノ姓を名乗って、当初は期待したが、もう外していいよ。
 別の監督ならなあ、いい題材なのになあ。