仕事から帰宅後すぐに、

めまい、胸痛、動悸、

下痢、嘔吐とパニックに陥り、

玄関で動けなくなった。

 

前兆はあった。

仕事で上手くいかないことがあって、気分が落ち込んでいた。

 

頓服の薬を急いで飲んだ。

何分で効く?

 早く良くなれ!

 

パニックの最中は、

気が狂いそうなほどの恐怖が襲ってくる。

心臓が苦しい。

死んでしまいそう。

ちゃんと薬を飲んでいるのに、どうして。

まったく効いてないじゃないかと吐き捨てつつ、

治まるのを懸命に堪えて耐える。

 

二十分程して少し落ち着いてきた。

頓服が効いたのかは分からない。

 

 

翌週、二回目の診察に病院に行った。

 

先生、大きな発作が起きました、と診察室で話すと、

「そうですか、

前回お渡ししたお薬の中には

効き始めるのに二週間くらい時間がかかるものもあります。

今回は少しだけお薬を変えてみましょう。

ではまた来週いらしてください。」

 

効くまでに時間のかかる薬があること、

薬の変更、

正直自分では判断できないので

先生の診察に身を委ねるしかない。

そう思って薬を飲み続けるしかなかった。

 

この病院には二か月近く通った。

しかし症状は改善されなかった。

先生からは、

できるだけストレスのない生活をしてください、

と言われたものの、

仕事をしている以上はストレスのない生活なんて不可能だ。

仕事には良くも悪くもストレスは付きもの。

果たしてこの病院でいいのか? 

真剣にセカンドオピニオンの受診を考えた。

家だけでなく、

仕事場でも発作が出て支障をきたすようになったからだ。

 

→次回に続く…

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