第4節 がけ地等
「重要事項説明書」に地盤改良工事及びがけ条例に関する記載がされていても、口頭説明が正しくなく、説明義務責任が認められた事例
登場人物
買主:目黒区で木造一戸建て希望
仲介業者
あらすじ
目黒区内で土地3870万円か！
掘り出し物件じゃないか☺️
隣地との高低差が気になるけど大丈夫かな？
多分問題ないっすよ👍
(地盤補強費のっけたら4000万円超えちゃってお得に見えないからね、安く表示価格出したいし)
「重説」にも記載してるんでよろしく👍
(カッコ書きは心の声です)
よし、買おう！
マイホームが🏠建つの楽しみだな☺️
土地契約後...
建築士に依頼したら「地盤補強工事費777万円かかるって言ってるぞ！😡
がけ条例にも引っかかって木造建てられなくて、RC構造(鉄筋コンクリート)で833万円追加だって！
メチャクチャじゃないかo(｀ω´ )o
いや〜「重説」に書いてあるって言ったじゃないですか〜
たぶん問題ないって言ってるし
嘘は🤥ついてないよ😅
ふざけるな！
多分って、本当は初めから分かってたんじゃないのか！
慰謝料と弁護士費用も合わせて
1000万円の損害賠償請求だ😡
判決を言い渡す。
売主、媒介業者に説明義務違反があったとして、原告の通り、約1000万円の支払いを命じる。
⭐︎感想⭐︎
本件のパンフレットの参考プランに「地盤改良費不要」の文言があって、それをみればそのプランで家を建てられると思うのは当然だけど、これは
参考プランなので、この通りにいくとは限らない、ありがちな手口だけど悪質だと思いますよ😓
木造住宅を希望してるのに鉄筋コンクリートの家にするなんて、そこまで妥協するのは容易じゃないでしょ😓
業務としては上手いこと訴えられずに済めばOK🙆♀️
訴えられても、元々難有りで安く仕入れたんだからまあいいか、ぐらいですかね😅
誠実な不動産業者を選択するのは本当に難しいです😓
