こんにちわ
愛知県大府市にあります
杉浦医院/地域ケアステーション「はらぺこスパイス」
【はらスパ】です(^ー^)
7月に東京で開催された2学会
前回はpart1ということで、日本在宅医療連合学会での演題発表のお話でした。
今回はpart2、同日に行われた日本栄養管理学会での
シンポジウムでの発表をお話ししようと思います。
朝一開催の、在宅医療連合学会の会場は新宿。
そして午後からの栄養管理学会の会場は、稲城市の駒沢女子大学でした。
なかなかと、移動も慌ただしい1日でした。
やはり雨・・
シンポジウムⅡ
地域を支える栄養ケア・ステーションの実際
【地域共生社会を支える栄養ケアステーションの役割】
杉浦医院/地域ケアステーションはらぺこスパイス
奥村圭子先生
【健康寿命の延伸を目指して〜薬局管理栄養士の地域との関わり〜】
株式会社フォーラル 栄養関連活動推進担当マネジャー
小口淳美先生
【病院型栄養ケアステーションの実際】
医療法人新都市医療研究会「君津」会 南大和病院
南大和 認定栄養ケアステーション
宮司智子先生
【北海道における栄養ケアステーション稼働の現状と今後の課題】
公益社団法人 北海道栄養士会
栄養ケアステーション「ナナカマド」代表
川端盟子先生
【地域包括ケアシステム中での栄養ケアステーションの重要性】
株式会社MMオフィス 代表取締役
工藤高先生
5名の先生方の登壇でした
シンポジウム後の、質疑応答の写真ですね(・∀・)
★☆★
栄養ケアステーションは、2018年度から日本栄養士会が認定制度を始めました。
それぞれの都道府県にある栄養士会が設置し、運営しているケアステーション。
そして、栄養士会の認定制度を経て認定された栄養ケアステーション。
これら栄養ケアステーションは、それぞれ設置されている地域で生活している
全ての人々の栄養ケアに関われるよう働きかけ、
それぞれの人々が健康に生活できるよう努めています。
栄養や食事に関する困りごとを相談したい・・と
地域の住民や専門職の方々が思った時に
どこへ?誰に相談したら良いの??
それが分かりやすく、そして迷わないように。
逆に、地域の人々の普段の生活に溶け込むように
成長や生活過程の要所で、栄養や食事関係でそっと手を差し伸べて
健やかな生活への軌道修正がなされるように働きかける。
そんな活動の拠点地として始まりました
そして、それぞれの都道府県にある栄養士会が設置している
ケアステーションが主体となり、
それぞれの認定ケアステーション自体もつながりネットワークを作ります。
地域の中でつながりを作る存在
そして、地域をつなげる存在へ。
★
今回の5名の先生方のお話も
栄養ケアステーションとしての目標は同じでも、
方法や活躍する場が異なり個性がありました。
そうすると、つながることによって
地域の中で栄養ケアステーション自体の、役割分担がそれぞれ出来たり
他のステーションの取り組みを知って、
自分の活動を振り返ることが出来る時間となったり。
様々な地域特性によっても活動方法が変わり
それぞれのお話が、とても興味深いものでした。
あれ?なんだか人数が多いですね(笑)
栄養ケアステーションも、独自の形が作りやすいという利点もありますが、
一つの組織として経営をしていくことが必要な場合もあります。
そこには事業計画が必要であり、栄養士としてのスキルとは別の
経営者としてのスキルも必要となってくる場合があり、
質疑応答ではそんな現実的な質問も多数ありました。
せっかくの地域での活動
継続できる仕組みをつくり
再現性のある事業だということが、改めて大切だと感じました。
これからの栄養ケアステーションの
様々な活動がとても楽しみです!
文筆 長谷川千扇(・∀・)