こんにちわ
愛知県大府市にあります
杉浦医院/地域ケアステーション「はらぺこスパイス」
【はらスパ】です(^ー^)
前回ブログでご紹介しました、名古屋市昭和区で立ち上がった
【昭和区栄養士チーム】第一回目の会議が行われました。
今日は、その時の会議の模様をお伝えします。
この活動は、これから始まる名古屋市での地域包括ケアシステムの構築と、
共に進んでいく取り組みとなっています。
第1回目の会議では、この栄養士チームの地域での在り方について、
みなで確認し、意見を出し合う形となりました。
名古屋市では、2025年まで(今年を入れて6年ということですね〜)に
「地域包括ケアシステム」を構築することを目標としています。
地域包括ケアシステムとは、
今まで生活をしてきた住み慣れた地域の中で、
歳を重ねて高齢となっても、
自分自身が持っているそれぞれの生活力で、日常生活を送れるということ。
そして、それぞれが住み慣れた場所で生活し続けるために、
必要な医療や介護、病気や介護の必要な状態を予防する仕組み。
住む場所や、そこで生活を続けていくために手助けできる仕組み。
これらを全てひっくるめて行えるようなシステムの流れ・・・の呼び名です。
地域包括ケアシステム。
参考サイト:名古屋市役所HP(地域包括ケアシステムの構築)
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先ほど記載した、地域包括ケアシステム。
【自分自身が持っているそれぞれの生活力で、日常生活を送れるということ。】
やはりそれを支えるのは自分自身の身体です。
身体は食べたもので作られます。
すなわち「食事」そして「食べる」という行為
栄養士は、目の前で「今」その身体に必要な食事の内容を考えるだけではなく、
常にその原因を視野に入れ、根本から改善出来るよう支援につなげます。
そして、【歳を重ねて高齢となっても】
高齢となっても・・というと高齢者が中心に感じられますが、
地域の中では、生まれたその日から歳を重ねていく過程も含まれます。
小児から成人・高齢となり、地域の中での看取りまで含まれます。
【必要な医療や介護、病気や介護の必要な状態を予防する仕組み。】
【住む場所や、そこで生活を続けていくために手助けできる仕組み。】
それぞれの場で、それぞれのライフステージ・身体に合った
「食事」「食べること」への対応と対策
改善していくための根本原因を、それを取り巻く環境へ伝え
実践していくことが必要です。
また、生活の予防や手助けをしていく中で
「食事」「食べること」の問題を切り口に、必要な医療や福祉につなげたり
取り巻く環境の中で実践し、学び、生活の一部と出来るよう手助けをしたり。
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初めの方でご紹介した、以前のブログ
「食の連携プロジェクト〜新たなる栄養士チームの立ち上げです〜」
その一節
『この中で、はらスパも加わり
改めて、医療・福祉・地域の管理栄養士が顔の見える関係をつくり
どこで生活していても、自分の身体状況にあった食事を食べられる・提供できる体制をつくっていく予定です。』
在宅・病院・福祉施設・地域の
ここに集った栄養士がチームになったことで
これから地域共生社会を目指し、構築される「地域包括ケアシステム」。
それぞれの場で
先ほど記載したような、栄養士の力が発揮され、役割となり
全体をひっくるめたシステムの流れに貢献できるのだと思います。
そのためにも、集った栄養士チームにて
まずは顔の見れる関係となり、それぞれの役割をよく知り
その場をつなげている「連携」の強化を行うと共に、よりスムーズにできるよう
環境を整えることが必要です。
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地域包括ケアシステムは、「住み慣れた場で生活を続けることが出来る」
これが主軸となっていると思います
その軸である住み慣れた場
ここで皆が望む暮らしを続けることが出来るよう
これからも栄養士チームは、活動を重ねていくのです(^ー^)
文筆 長谷川千扇(・∀・)