こんにちは
愛知県大府市にあります
杉浦医院/地域ケアステーション「はらぺこスパイス」
【はらスパ】です(^ー^)
新型コロナウイルス感染症や自然災害などが発生する中、
不安な気持ちで過ごされている方々もいらっしゃるかと思います。
一刻も早く、安心して生活が出来るよう願っております。
懸念を抱えながらも、進んでいく。
世界が、そういう時期になるつつあるように感じます。
はらスパスタッフも、対応策を日々アップデートしながら奔走しております。
はらスパ室長の奥村が、2種類の雑誌で紹介されました。
本日は、そのご紹介をしようと思います。
在宅医療における、管理栄養士の視点や役割についてのお話です。
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1冊目は今月発行された【臨床栄養7月号】
今月号の特集は、「入院医療から在宅医療へ
ー 在宅管理の中心を支える栄養管理」です。
臨床栄養は、臨床現場で活躍する管理栄養士・栄養士。
栄養に興味のある医師やコメディカル、栄養学研究者、
栄養士養成校教員や学生を対象とした雑誌です。
基礎から最先端の医学・医療界の動向も含めた情報を、
広く紹介している代表的な臨床栄養総合誌です。
今回の特集では、各職種の在宅医療のエキサパート達が
在宅での栄養の重要性を、総論から実践的なポイントまで幅広く紹介しています。
この特集の中で、はらぺこスパイス室長の奥村は、
「管理栄養士からみた在宅医療における食支援」という題で、
在宅での食の課題・求められるニーズの変化・実際の在宅での栄養ケアについて
症例の紹介を交え、管理栄養士ならではの視点で紹介しています。
また、この中で
以前ブログでも紹介した、「昭和区栄養士チーム」のことも紹介しています。
ブログでは、2019年5月の初会議を行った時の記事でした。
以下をクリックして下さい↓↓
はらスパブログ:【昭和区栄養士チーム】初会議!チームの役割を話し合いました
雑誌の中では、発足後の「昭和区栄養士連絡会」について。
病院管理栄養士と転院先や介護施設などとの、施設間連携について紹介しています。
今回は
様々な地域で、長らく在宅ケアの課題の一つとされてきた
「施設ごとの嚥下調整食の違い」について。
昭和区多機関の嚥下調整食マップの完成と、早速報告されたその効果について。
現在、猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症。
その予防対策の一環で、施設間の行き来が制限される中
大いに役立っているとのことです。
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そして
2冊目は、日本栄養士会から会員へ発行される毎月の会報誌です。
【今月のトップランナー】のコーナーでは、様々な職域において、
まさにその分野で活躍し奔走中です!という栄養士の紹介です。
様々なトップランナーの姿や、歩んできた道のりを知ることで、
たくさんの栄養士達がこれからの夢を膨らませたり、
日々の仕事に励む力になるのではないでしょうか。
こちらも
同じ在宅医療における食支援ですが、
先ほどご紹介した「臨床栄養」のお話とはまた違った視点です。
新型コロナウイルスや自然災害の影響で、目紛しく日々の生活が変わっていく中
フト昔を振り返ったり、大切なものを確認する機会も良いかもしれません。
そう感じ、ご紹介いたします。
「その人が、望む暮らしの実現を在宅で。
患者や家族が、悔いの残らない食支援がしたい。」
との題で、はらぺこスパイス室長の奥村が歩んできた
現在までの道のりを綴っております。
現在では、わりと一般的となった「在宅訪問栄養食事指導」ですが
それよりもずっと以前に、在宅での食支援に取り組み始めた奥村です。
自身の栄養士としての出発点から、在宅支援へと向かったきっかけ。
最初の在宅医療チームの誕生から、はらぺこスパイス開設までの道のり。
在宅訪問を行う管理栄養士が必要なスキルとは。
などが描かれています。
はらぺこスパイスのコンセプトでもある、
「望む暮らしの中での食の支援」
現在に至るまでにも、たくさんの話題の中に「望む暮らしの中で、いかにして食べようか?」との問いかけが成されてきたように思います。
在宅から始まった食支援は、今では地域住民への健康づくりや
重症化予防である「栄養パトロール」まで広がっています。
望む暮らしの中での食支援も、個人の自宅から始まり
たくさんの住民が住む地域へと、同様に広がりました。
こちらの、日本栄養士会HPの特集記事は「栄養パトロール」について
スポットライトを当てた記事となっております。
日本栄養士会:特集 トップランナー達の仕事の中身
↓↓ 以下をクリックして下さい
「在宅高齢者を孤立させない、寄り添いの栄養ケアに臨管理栄養士。」
ところで
始めに「トップランナーとは、様々な職域においての栄養士の姿を描いたもの。」と
記載いたしました
記事中の一節ですが
「患者や家族が自分の望む生き方ができるのが在宅医療で、
そこに正論は必要なく、正解もゴールもないということに気がついた。
在宅医療に関わる管理栄養士として、食がその人の人生において
切っても切り離せないものだからこそ、最後の時に患者や家族が
後悔しないような支援をしたい。」と決意した
と、奥村の言葉がありました。
まさに、この職域においてこそ
色濃く見える景色なのだろうな、と感じるものがありました。
そして
これもまた、記事の一説なのですが・・
「わき目も振らずに在宅医療に関わり」
これには、奥村を知る全ての人が
強く頷くだろうなぁ・・と、筆者は大いに納得したのでした。
文筆 長谷川千扇
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実際の記事は、とても素敵にまとめられています(^ー^)
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