虐待の事例を耳にすると、胸が痛みます。
虐待はすべきではない、というのはもちろんですが
実際に育児を経験して
「周囲からの支援を受けられなければ、いつ、誰が、虐待をしてもおかしくない」
と感じました。
虐待は、される側も、してしまう側にも
両方共に、周囲からの支援が必要です。
私も、乳児の育児中、本当に辛かった。
日常的に睡眠不足
(夜中も日中も、1,2時間おきに授乳するから、細切れでしか寝ていられない)
食事もとりたい時にとれない
(やっと寝たので食事を作ろうと思っても、ちょっとした物音で起きて泣くから
ラーメン伸びまくり。今思えば、おにぎりなら大丈夫だったかも)
トイレに行きたくても、すぐに行けない
(我慢の限界で、子を抱っこしたままトイレに駆け込んだけど、私、この後どうしよう?)
夫の帰宅を心待ちにしているのに「仕事終わったけど、コンビニで立ち読みしてきてもいい?」と聞かれる
(「早く帰ってきてほしいから本が読みたいなら買ってきて」と言うと、「そこまでしなくてもいい」と言われ、更に腹が立つ)
仕事だと、「ちょっと待ってください」と言えば、トイレに行く時間くらい待ってもらえる。
でも、乳児は待ってくれない(親の都合なんて、おかまないなしです)。
その点から、私は、仕事よりも育児の方が大変だ!と思いました。
私が虐待をするに至らずに済んだのは、
周りに支えてくれる人がいたから。
本当にありがたいことだと思いました。
トイレ・食事・入浴の際に、代わりに抱っこしてくれたり
数時間引き受けてくれて、外出や昼寝をさせてくれたり
そういったサポートは、とっても大きいと感じました。
私も、恩返しに、誰かのサポートをしなくては!と思っています。
できることから、ということで、地域子育て支援士2種の研修を受けました。
もう少し、育児に手が掛からなくなったら、以前の私と同じ気持ちであろう誰かの、サポートをしたいと思います。