明らかな恋愛弱者ぶりを反省して、どうすれば良かったのか、反省を含め考察する。

 彼氏彼女が出来ずに悩む者を引っ掛けようと、How toもの、マニュアルが氾濫している。その手のものがいかに役に立たないないか知る私が、その痛い目も加味して考える。

 なお、「恋人ができる」「恋人がいたことがある」状態を重視する。つまり結婚する為に、ではない。いい古されているが結婚と恋愛は別。長く生きていると、恋愛は充分していても、結婚しない例がいくらでもある。私は主に、望んで得られないDTの辛さを主張しているので結婚の有無は拘らない。もし恋活中の方や、その親御さんあたりに読んでいただけると幸いである。


​いきなり結論(きっと無理)

 度々引用している荒川和久さんの、いつぞやの記事(忘れた)でなるほどと腑に落ちたことで

   恋愛強者は何度も出会いアタックする

との主旨の記事があった。補足すると、恋愛強者とて声をかけて100%堕とせる訳がない。むしろ断られる方が多いはずである。要は声をかける数が圧倒的でダメでも落ち込まない。失敗を糧にする。

 かのイチローも言った

「僕は誰よりも凡退している」

 偉人の言葉は重い。世界一ヒットを打つ打者は、打席の7割近く凡退している。誰よりもスタメン1番で、現役を続ければ、凡退数すら誇りになろう。

 恋愛強者は、凡退など気にせず、次のチャレンジをする。弱者は告白もままならず、振られた後の復活にも時間がかかる。差が出て当然である。

 強者を見習うに、そのファッションや肩書きではなく、その打たれ強さと、次はいけるとのポジティブ思考ができれば、彼氏彼女ぐらいはすぐできる。

 しかし残念ながら弱者には逆立ちしても無理である。生まれもった、或いは後天的にしろ、性根を必要に応じて変えるのは不可能である。無理やり変える悲劇は、宗教や自己啓発セミナーなど想像してみればよい。残念ながら、弱者脱出の最良の方法は無理との結論である。

​おしゃれをする

 当たり前のことだが個人的に体験談がある。

 大学時代に自分史上1、2位を争うほどの親友がいた。彼はモテる。身長のあるスポーツマン。但し苦学生で、おしゃれは全くであった。まずいことに私は、「男はやはり服ではない中身だ」

と確信してしまった。

 見習って、筋トレして、Tシャツだけでも見栄えするように、とか努力の方向を間違えた。まあ昭和だけに「ゲタをならしてヤツがくるぅー」の気風が僅かには残っていたものの、、

 今なら分かる。モテる男は服装関係なくモテる。そうでない者は、オシャレくらいしろ、なのだ。勿論、清潔にはしていたが、オシャレには金をケチった。まずかった、結構、後悔してる。

 オシャレの良いところは、誰にも迷惑が掛からないところ。現代では、迂闊な声かけがハラスメントになりかねない。オシャレほど無害でリスクの無い努力は思いつかないがいかがだろう。

 オシャレが苦手で金がなくとも、ユニク○やG○にいって、店員にトータルで、2パターンくらい作ってもらいその通りすれば良い。これまた大学の同級生で浮くくらいオシャレして、モテてたヤツ曰く、服はニチ○(なつかしい)で買う、といってた。安く済ませることもできる。それこそ似合う必要すらない、と思う。【オシャレする気がある】と見えるだけでよい。

 長く生きていると、服装無頓着でモテている男に必ず出会う。くれぐれも【男は中身や】という、間違った解釈をしてはならない。それは自分がモテない人種であるという自覚が足りない。作戦を間違えてしまうのである。

 とにかくオシャレはすぐしよう。似合わなくても誰にも迷惑にならない。告白することに比べ遥かに楽なはず。

​勉強をする 

 特に男が、東大や京大、慶応や早稲田にいけばモテる。そんな単純な話をするつもりはない。受験とて生まれ持ったものや最近いう親ガチャの影響を受けるのはいうまでもない。高学歴でモテないヤツもいる。

 それでもあえて「勉強しよう」というのは、人生経験を積めば積むほど

【勉強ほど(特に受験)ほどコスパの良いものはない】

ということ。

 言い訳がましいが、私の受験期は、メンタル面で最悪の状態であった。元々、肉体的コンプレックスがある上に、自分なりの努力も虚しく、根暗キャラのまま、クラスの男子で3年間彼女なしは自分ともう1人だけ、という現実。そして高三段階の偏差値で志望大学を諦めていく現実。これだけコンプレックスだらけに加え、頭まで悪いという自分を受け入れることが出来ず自己崩壊状態であった。腰を据えた戦略的な勉強は無理だったと思う。

 しかしその後、18歳の3倍以上人生経験を積むと、勉強以外のほとんどが自分ガチャつまり努力カバーできる部分が少ないことを悟る。スポーツ(身体能力)や芸事はもちろん、仕事でも。第一恋愛ができる出来ないの能力は如何ともしがたい。もうすっかり懲りている。

 比して勉強は、東大を頂点としたステージが、何層もあり、塾などで得点を上げるメソッドが、それぞれの階層で確立している、これはモテる為のメソッドとかと違い、成果を上げて導入されているのである。

 東大や慶応、医学部でなく、それ以下でも、努力するステージ、受け入れる大学があるのである。

   ・少年野球で、時間、努力を投資しても、一回    も打席に立てなかった、

   ・マッチングアプリで○人と会ったが、2回目が

    一度もない

的な、リスクが極限まで低い世界である。

 ビリギャルみたいな真似は出来なくても、FランレベルをEランクに、EをDにするくらいの努力は可能だと思う。(18歳時の私であっても)

 そのことと恋愛の関係であるが、第一はその後の人生で不利を抱え込まないことである。

 勝手な思いこみだが、彼氏彼女が欲しくて出来ない人は、いい人が多い。出来るだけ、拗らせないうちに恋を成就してほしい。個人の力でどうにもならない恋活の前に、努力でなんとかなることはやっておきたい。後々、学歴が重要になる可能性が高い。

 第二は、学生時代のクオリティの向上である。最近いわれるFラン大学では、学生の気力不足で遊ぶことすらできない、と聞く。そんな極端な例でなくとも、大学の活力や、出会いの多様さは、シビアに偏差値と連動する。恋活に学生時代が有利なのは異論のないところ。可能な努力の範囲で手に届く最高まで到達したいものである。

 大学だけではない。高校出て働く場合も。専門学校で資格を目指すも。就職後の昇任試験や、資格取得も。勉強する場面は多様で続く。勉強が大事というのは、一流大学に行けばモテる、の意味ではない。より上の大学へ行くのも、より大きな会社組織で働くも、昇任試験で昇任するも、資格取得するも、より新しいあるいは高いステージで、自分という人間が化学変化を起こして進化することが期待できることだと思う。また、その科学変化のないことこそ、恋人の出来ない苦しみなのだ。人生に波風が起きれば出会いがある可能性も高まる。

 勉強もオシャレと同じく、誰にも迷惑のかからない、コスパのよい努力である。彼氏彼女作るのに比べたら勉強の方が簡単なはずである。

​課外活動をする

https://x.com/plagarec/status/1813061242069918121?s=46&t=RTq--Mmtfc4LN_f0Q33mUw

 

  関連しそうな記事を貼るが、要はオタクの中でも、鉄道オタクは婚姻率が高いとの内容。ついでに他のオタクも決して悪くない。オタクは響きが悪いかも推し活でもいい。

 恋人が出来て幸せになるのではなく、幸せな人は恋人ができる

 ということは否定できないだろう。出来たら幸せになれる、との思いは「重い」に通ずる。

 幸せオーラに貴賤はない。 


 推し活、オタクの話だけではない。課外活動とは中高生の部活も、体育会運動部も、サークル活動、学生ならバイト、趣味の文化講座、ジム、自己啓発、カフェ巡り、城巡り、とにかく幅広く、人生の柱を複数持つべき、と思う。

 男子ならチームスポーツをやるのが有利だが、そんな狭義ではない、アイドル推し活でもよい。自分を活性化し幸せオーラを無理にでも出すことである。直接的恋活もいいが、弱者は出会うことに疲れてくる。出会うための出会いはむしろ辛いのは、婚活が長引いている方は納得だろう。私の場合も、

   出会いの場に行かなければ

   声をかけないと

の義務感が先行して辛いものだった。

 学生、社会人とも課外活動が大切と思うのは、出会いまで行かなくとも、「出会いの出」くらい、自然にできることである。出会いがないからこそ「出」だけは確保したい。接することでスパークしたり化学変化したり、やはり1人では気づかない自分を発掘できる可能性がある。 

 特に最近の若い方が、収入が少ないせいか大人しいのが気になる。これまた経験として、職場と家の往復スパイラルは危険だと思う。むかしなら、おせっかいが引き合わせたりしたと思うか、今やプライベートに踏み込むリスクでしかない。ワークライフバランスと堂々といえる時代。課外活動で自分の出る場所を確保することをおすすめする。


 長くなったのて、続くとします。