おっさんすぎて知らなかった。これからはDTと表現します。(今さら)
最近のニュースで、2023年の出生数が72万人、それにまつわる政治家のコメントもいくつか。しかし呆れたのは厚生労働大臣(だったか)の、対策としての共働き推進を、とかぬかすので怒りを通り越して悲しくなった。今がラストチャンスとな?

私がよく引用させていただく荒川和久氏は早速Xに以下のようにツイート


「政府・与党は、この5年間を少子化に歯止めをかけるラストチャンスととらえ、新たな対策を打ち出す予定だ」
これ2006年6月2日産経新聞朝刊に載った記事の文言。コピペかと思うほど、約20年前から「少子化歯止め」「ラストチャンス」ばっか言ってる…


と見事。閉店セールをずっとやってる店やん!


マスコミの伝え方も能がない、日本は出生に先立ち結婚がある、結婚が減れば、1〜3年後出生が減るのは予測が容易。そもそも2022年も、予測前倒しで75万人と騒いでいたのだ。たった一年でマイナス3万は危機だ。なぜこうなった?理由は明白である。コロナにより恋愛もロックダウン

また引用申し訳ない。

異次元の少子化対策というなら、独身に限りコロナ自粛なし、くらいしないと異次元でもなんでもない。

災いは弱いところに強く当たる。災害時に老人、子供は保護されるべき。異論はなかろう。

コロナ禍は、人と会うことを減らし、距離をとり、会食は敵視された。人の密着などありえない状況にされてしまった。しかも諸対策の完全解除は諸外国より遅くなった。少子化対策に本気なら、もっと早期に若年者は解除すべきであった。都合よく思いやりを強要されたが、少子化は国難だと総理もいったことがあるが、やってます感を出すだけ、何が異次元か。

話を戻すと、災いは弱いところに来る。つまり自粛中、恋愛強者はオンラインでもアプリでもどんな方法でも獲得できるが、弱者はほとんど唯一のツールである、直接会うこと、話すことができなくなり、益々可能性がなくなる。大企業はオンライン勤務で乗り切っても、中小企業はただ苦しんだだけ、そんな光景に思い当たる方は多いでしょうが、こと恋愛弱者はつい忘れられる。スキルに乏しい者ほど不利というか無理ゲー状態が予想できる。あの頃、若年層の自殺も多かったがマスコミの取り上げ方も冷たい。モロにモテないから自殺したとはいえなくとも、先の見えない絶望感が自殺者数を押し上げたのは確かだろう。

もし自分ならと想像すれば恐ろしい。非モテであっても、片思いの娘と、会えた、話せた、微笑んでくれた、それだけでどれだけ救われたか。会えない、マスクで素顔知らない、そんな時が、年単位で続けば自分も自殺したかも、と思う。

コロナはタチの悪い風邪で侮ってはならないと思う。しかしあの対策とその期間が適切だったかの検証も反省もない。

潰れた飲食店が多かったように、恋愛弱者が大切な時期を逃して討ち死にした屍の山を、誰も気にかけない。下衆な話としても風俗も自粛していた。恋愛も結婚も、セックス出来る出来ないも、一気に格差が拡大した。

ここ2年と来年までは少子化の数値に責任を取るべき立場や業界があるはずである。それにもう20年くらい対策しながら成果が上がらない訳で、政策のボケぶりはすでに末法状態である。未来を照らさないと子供は増えない。

恋愛意欲や性欲があり結婚する気も子供も欲しいが、相手がいない。過去の自分のような、弱者DT、高齢処女を置き去りにしてこの国に未来はない。


ニュースみて、コロナを思い出し、腹が立って書き殴ってしまいました。